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『ヤマト2202』地球艦隊と『マクロス』ゼントラーディ軍が戦ったら 目まいがしそうな規模の犠牲が?

圧倒的物量で、心が折れない敵「ゼントラーディ軍」

全長約4000m、ゼントラーディ軍の旗艦「ノプティ・バガニス」を立体化した、「20000分の1 ブリタイ艦」(アリイ)
全長約4000m、ゼントラーディ軍の旗艦「ノプティ・バガニス」を立体化した、「20000分の1 ブリタイ艦」(アリイ)

 これほど強大な『ヤマト2202』の地球軍が防衛する地球を「ヤマト」以外の作品で脅かせる敵はいるのでしょうか。筆者は『超時空要塞マクロス』に登場する「ゼントラーディ軍」であれば、可能性はあると考えます。ゼントラーディ軍の強みは「数」と「大きさ」、そして「戦闘に特化した人種」というところです。

 ゼントラーディ軍は「基幹艦隊」という戦力単位で行動しますが、ひとつの「基幹艦隊」は数十万隻から500万隻(諸説あり)と言われています。そして基幹艦隊は全宇宙に1000から2000もあると言われています。もし、それぞれの「基幹艦隊」が500万隻で、2000ある艦隊の全てが集結したら、最大100億隻もの艦隊となるわけです。

 そして、兵器も巨大です。基幹艦隊を統率する「フルブス・バレンス」などの超巨大母艦は「全高1400km」という、とてつもないサイズです。この艦型でも最大ではなく、超巨大母艦は数も数千以上存在するようです。そして艦隊旗艦は「ノプティ・バガニス」などの大型戦艦で、これは4000m級。通常の艦隊旗艦や強襲揚陸艦で3000m級、主力戦艦で2000m級とかなりの巨大艦です。

 「ヤマト」で最大のアンドロメダ級宇宙戦艦でも全長444m、主力と言えるドレッドノート級宇宙戦艦は全長250mですから、大きさでは比較になりません。波動砲であれば多数撃沈は可能でしょうが、ショックカノンなどの主砲や、艦載機の攻撃に対しては、相応の耐久性能を発揮するでしょう。

 また、『マクロス』劇中で地球側の「グランドキャノン」により、一瞬で80万隻の艦隊が破壊されても、戦闘用人種である彼らは士気が折れることなく、戦闘を継続していました。『マクロス』では、リン・ミンメイの歌が彼らを動揺させることが判明したことで、戦争終結への道筋が立ちましたが、『ヤマト』側にそのような着想が出てこなければ「圧倒的物量で、心が折れない敵」と地球軍は戦うことになるはずです。

 では、『ヤマト2202』の地球防衛軍に同盟国の「ガミラス艦隊」を加えた場合、ゼントラーディ軍から地球を守れるのでしょうか。先に結論を述べると、「ひとつの基幹艦隊と戦うなら、地球連邦防衛艦隊の勝利」、「ゼントラーディ軍が集結したら、ゼントラーディ軍の勝利」と考えられます。

艦隊ひとつが相手なら「勝利」も、敵の「ワープ」には注意が必要?

 地球艦隊の総数は不明ですが、仮に1万隻だとしても、波動砲の威力は圧倒的ですし、ゼントラーディ軍には波動砲を無効にするようなシールド技術はありません。そして波動防壁はゼントラーディ艦隊の攻撃にもある程度有効でしょう(ただし、連続展開には時間制限がありますし、敵が多すぎるので耐圧限界を超えて飽和状態になることも十分に考えられます)。

 艦載機は、単独での大気圏離脱ができない、マクロスの「バルキリー」よりも、大気圏離脱能力を持つ、ヤマトの「コスモタイガーII」の方がかなり上と考えられますので、バルキリーで対抗できるゼントラーディ軍の戦闘ポッド相手には有利に戦えると考えられます。

 つまり、1基幹艦隊=500万隻と戦うとしたら、十分に撃破可能でしょう。ただし、ゼントラーディ艦隊は「フォールド」と呼ばれるワープ能力がありますから、地球の至近距離に直接艦隊を送り込んできた場合は防ぎきれず、地球が壊滅する可能性も考えられます。

 同盟国のガミラスは「ワープ妨害技術」を持っており、ゼントラーディ艦隊の「フォールド」を妨害できると考えますが、これも劇中描写を見る限り、永続的・絶対的なものではありません。数千万隻単位で一度に「フォールド」して地球を狙って攻撃してきたとしたら、突破を許す可能性はあるでしょう。

 また、生産能力に目を向けると、その差は大きく開いています。地球側は時間断層で主力戦艦を量産できますが、ゼントラーディ軍の自動兵器廠は約3憶もあり、人員もクローンで量産しているようなので、生産能力で圧倒することでしょう。いかに地球軍が無人艦の導入をしているとはいえ、支配領域が太陽系内だけの地球側は、先に生産資源が切れることも確実です。

 ただ、ゼントラーディ側が最終的に勝利したとしても、地球側は大火力の波動砲を持っており、下手すると億単位の艦艇が撃沈されると考えられます。もし、地球側がブラックアナライザーなどの発達したAIにより「文化攻撃が有効」と気づいたなら、和平実現もあり得るでしょう。

 ただ、なんであれ『ヤマト2199』の名セリフ、「我々がしなければならなかったのは、戦うことじゃない。愛しあうことだった……!」が実感を持つほどの、とてつもない犠牲を払う戦闘になるものと思われます。

(安藤昌季)

【画像】「ヤマトよりカッコいいんじゃないか」これがリメイク版ヤマトの地球側主力戦艦です(6枚)

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