『ビーチボーイズ』の最高視聴率←想像以上に序盤で「衝撃」 驚異の26.5%を叩きだした「神回」とは
青い空と広い海に囲まれ、気心の知れた仲間たちと小さな民宿で過ごす……。そんな誰もが一度は憧れる青春を描いたのが、ドラマ『ビーチボーイズ』です。意外かもしれませんが、最高視聴率を記録したのは最終回ではありません。では一体どの回だったのでしょうか?
最高視聴率は「最終回」じゃなかった!

真っ青な海、古びた民宿、そしてひと夏の友情……。平成の名作ドラマ『ビーチボーイズ』で描かれた男たちの絆は、多くの視聴者の心を掴み、平均視聴率23.7%という大ヒットを記録しました。最終話も大きな盛り上がりを見せたものの、実は視聴率のピークは別の回にあります。では全12話のうちもっとも高視聴率を記録したのは、一体どの回だったのでしょうか?
反町隆史さんと竹野内豊さんがダブル主演を務めた『ビーチボーイズ』は、1997年7月にフジテレビの月9枠で放送されました。恋愛路線が主流だったこの時間帯では珍しい、男同士の友情を軸にしたドラマで、「月9」のイメージを大きく変えた作品でもあります。都会の喧騒を離れ、青い空と海を背景に展開される青春劇に、当時憧れた人も多かったことでしょう。
反町さんが演じる「桜井広海」は、お調子者でヒモ気質のある青年です。恋人に見放され、あてもなくさまよっている最中でした。対して竹野内さん演じる「鈴木海都」は、仕事の失敗を機に休養を決意し、寂れた民宿「ダイヤモンドヘッド」を訪れます。その先で広海と出会い、やがてひと夏の友情を育んでいくのです。
また民宿の自称看板娘「和泉真琴」を当時高校生だった広末涼子さん、近所のスナックに勤めている「前田春子」を稲森いずみさんが演じるなど、今振り返れば豪華な顔ぶれがそろっていました。
そんな『ビーチボーイズ』ですが、最高視聴率を記録したのは意外にも最終回ではありません。もっとも視聴者を惹きつけたのは第3話で、26.5%という高視聴率を叩き出しました。
第3話では、海都が大きな決断を下します。もともと休暇中に民宿を訪れていた彼は、休暇明けに仕事へ復帰するため東京へ戻ってしまうのです。早くも訪れた広海とのコンビ解消の危機に、視聴者の関心が一気に高まったのでしょう。
その後、広海と真琴が海都の会社へ押しかける騒動がありながらも、最終的には海都が仕事を辞めて民宿へ戻る展開になります。民宿に留まることを照れくさそうに告げる海都、それを受けて軽口を叩きつつもうれしそうな広海、そして喜びを爆発させる真琴の姿はファン必見の名場面です。
またこの回では、普段はちゃらんぽらんに見える広海の頼れる一面も垣間見えます。慣れない東京の街で戸惑う真琴を兄のように優しくエスコートし、さらに真琴がひと目惚れしたイルカのネックレスをさりげなくプレゼントするなど、普段とのギャップにキュンとさせられるシーンが満載です。ネット上にも「ビーチボーイズの3話はマジで神回」といった声が見られ、その魅力に今もなお惹きつけられる人は少なくありません。
ちなみにもっとも視聴率が低かったのは第6話ですが、それでも20%を優に超えており、当時の人気ぶりがうかがえます。この回では花火大会が雨で中止になり、いつものメンバーでささやかな花火を楽しむという1話完結のエピソードが展開されました。
一方で、海都は東京に残した恋人との関係に揺れるなど、心の機微に焦点を当てた回でもあります。さらに真琴の浴衣姿も披露され、ファンにとっては忘れがたいエピソードのひとつとなっていました。
放送から長い年月が経っても、『ビーチボーイズ』の魅力は今も色あせていません。今年の夏は、久しぶりに男たちの絆に胸を熱くしてみてはいかがでしょうか?
(ハララ書房)

