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アイスラッガー外すと「えっ」 ウルトラセブンの「問題」を最新作がクリアした?

「ウルトラセブン」はアイスラッガーを外すと、ちょっと寂しい姿です。このスラッガーのビジュアル問題に関して最新作『ウルトラマンオメガ』は、それを克服したといえるでしょう。

スラッガー問題についに終止符が打たれた?

「オメガスラッガー」を外した姿。「S.H.フィギュアーツ ウルトラマンオメガ」(BANDAI) (C)円谷プロ
「オメガスラッガー」を外した姿。「S.H.フィギュアーツ ウルトラマンオメガ」(BANDAI) (C)円谷プロ

 シリーズ最新作『ウルトラマンオメガ』は、その赤い顔がまず印象に残りますが、頭部には「ウルトラセブン」の「アイスラッガー」のように、着脱可能な「オメガスラッガー」という武器が装着されています。

 そして、この「オメガスラッガー」こそ、ウルトラセブンや類似のウルトラ戦士が抱えてきた、最大の問題点ともいうべき課題をクリアしたのでは? と、一部ファンの間で話題を集めているのです。

 それは、すなわち「スラッガーがないセブン、ちょっとかっこ悪い問題」にほかなりません。これは『ウルトラセブン』最大の問題点であり、最大のご愛嬌です。

「ワイドショット」や「エメリウム光線」といった光線系の必殺技も操りながらも、やはり「アイスラッガー」という巨大な刃で敵を倒すセブンの姿は、いつ見てもかっこいいものでした。

 しかし、その代償とも言うべきか、アイスラッガーが外れたつるりとした頭部のセブンは、なんとも頼りない感じがします。そもそもアイスラッガーは、企画段階では武器として使用される予定はなかったとのことで、物足りなさは致し方のないことだったのかもしれません。

 さて、後に登場したウルトラ戦士たちのなかには、セブン同様のスラッガー系武器を使用する者もいます。分かりやすいのが、セブンの息子として登場した「ウルトラマンゼロ」の「ゼロスラッガー」です。左右に一本ずつの計2本が装着されており、外しても頭頂部は変わらず、左右のバランスに欠くこともなく、ビジュアルのかっこよさは維持されたままでした。

 また、同じくセブンタイプの「ウルトラマンマックス」もまた「マクシウムソード」という一見するとスラッガータイプの技を繰り出しますが、マックスの場合は頭頂部の刃物を着脱する形式ではなく、その都度、出現させて放つ、光線と物理の中間のような表現にとどまっています。そのため、発射しても外見上の変化はありませんでした。

 これに関しては、けっこう苦肉の策のようにも見えますが、それほど頭頂部分の「とさか」を着脱可能にして、外見のバランスを保つのが難しかったのかもしれません。

 そして、今回の「ウルトラマンオメガ」のスラッガーはどうでしょうか。ウルトラマンゼロのように左右にあるわけでも、ウルトラマンマックスのように外見に変化がないわけでもありません。セブンと同じく、頭頂部にあり、なおかつ着脱可能です。ところが、オメガはスラッガーを放った後でも、かっこよさを保っています。

 これは、スラッガーを外しても、その下に嵌め込むための青いラインが用意されているためです。また、スラッガーの刃先がセブンとは逆の「顔側」に向いているのも大きなポイントで、この配置のおかげで、外した後も残ったラインが外見上の鼻筋のような役割を維持してくれています。

 このデザインの革新性に関しては、デザインを担当した後藤正行さんも自負しているところです。試行錯誤の末に、ついにウルトラ戦士たちは、「スラッガー」のビジュアル面での課題をもクリアしたのでした。とはいえセブンは、どうかいまのままでいてほしいところです。

(片野)

【画像】え…っ? 「こんな変わるっけ」 こちらが懐かしの「アイスラッガーを外したあとのウルトラセブン」の姿です

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