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絶賛放送中の『ウルトラマンZ』 ファンが気になりすぎる男、「ジャグラー」とは?

いま絶賛放送中のウルトラシリーズ最新作『ウルトラマンZ』。そのなかでも特に注目されているのが、謎の男・ジャグラス ジャグラーです。

新しい時代のウルトラマン『ウルトラマンZ』

『ウルトラマンZ』キービジュアル (C)円谷プロ (C)ウルトラマンZ製作委員会・テレビ東京
『ウルトラマンZ』キービジュアル (C)円谷プロ (C)ウルトラマンZ製作委員会・テレビ東京

 2020年6月よりテレビ東京系6局ネットで毎週土曜日朝9:00から放送中のウルトラシリーズ最新作『ウルトラマンZ』では、あるキャラクターの行動が注目を集めています。本記事ではその理由を探りますが、まずは、最近のウルトラシリーズがよくわからないという方のために軽く説明をいたしましょう。

『ウルトラマンギンガ』(2013年)以降のシリーズは、それぞれ平行世界の地球が舞台となっています。そのため、物語の舞台はわれわれの知っている地球ですが、作品ごとに新しい場所でストーリーが進みます。

 ただし、ウルトラマンは平行世界の行き来が可能。そのため、作品が発表された順番で時系列がつながっていて、ウルトラマン同士は全員顔見知りです。さらに、これまで登場した歴代ウルトラマンたちの力でパワーアップすることが、現代のウルトラマンの基本的なスタイルです。

 また、正体がウルトラマンだとわかってしまっても、地球を去るということはありません。
昭和のウルトラマンと大きく違うのはこんなところでしょうか。

今回の地球を守る防衛隊組織は「ストレイジ」。巨大ロボットを使って怪獣と戦います。この巨大ロボットが「セブンガー」「ウインダム」「キングジョー」と、昭和のウルトラマンしか知らない人でもわかるラインナップです。もちろん、敵として暴れる怪獣たちにも懐かしい面々がいますので、最近のウルトラマンは見ていなかった……という人でも入りやすい作りです。

 主役のウルトラマンゼットは、潜在能力は高いけれど精神的にはまだ未熟なウルトラマンとして描かれています。同じように熱血漢で前向きな地球人のナツカワ ハルキと同化していますが、昭和のウルトラマンと違い、それぞれが独立した人格を持ち、会話することもよくあります。この部分も本作品の見どころで、ゼットが地球の言葉になれておらず、丁寧語とタメ口が同居する独特の言葉使いが注目を集めています。

 作品カラーはとにかく明るく、マイナスな展開があっても必ずプラスな方向に進むので、安心して楽しめる娯楽作品であることが人気の秘密なのかも知れません。

 このように初見の方でも楽しめる本作品ですが、これまで見続けているファンの方たちが注目している部分が別にあります。それは、ストレイジの隊長である「ヘビクラ ショウタ」というキャラクターの動向です。

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