『シャーマンキング』で 心を揺さぶる名セリフ5選。「なんとかなるって」
葉の名セリフとともに、重要場面で飛び出す名セリフ
●道蓮「人間はそれほど汚くはない」

麻倉葉の最初のライバルであり、おなじくシャーマンキングを目指す道蓮(タオ・レン)。中国の歴史の陰で2000年間暗躍してきたシャーマンの一族、道(タオ)家の御曹司であり、非常に高いシャーマン能力と戦闘力を持っています。
その蓮は幼い頃から、道家の思想に従い冷酷非道な行いをして、多くの人を殺めてきました。その道家を憎み、世界を破壊しようとシャーマンキングを目指していましたが、葉との出会いを経て、「それが間違いであることにオレは気づいた。人間はそれほど汚くはない」と言います。
シャーマンキングになるためのパートナーである蓮の“持霊”、馬孫 (ばそん)も、その言葉に感激します。過去は変えられませんが、着実に成長し前へ歩み始めた蓮の名シーンであり、名セリフです。「破壊すること」だけを考えていた蓮が成長する姿に注目して,、今作アニメをご覧になってみてはいかがでしょうか?
●ハオ「ちっちぇえな」

シャーマンファイト本戦の集合場所で、いきなり葉たちの前に現れた最強のシャーマン、ハオの最初のセリフです。
ハオのシャーマンとしての力「巫力」(ふりょく)は凄まじく、シャーマンファイトを通じて誰も歯が立たない「ラスボス」の風格を見せつけます。そんな彼の口癖が「ちっちぇえな」です。物語の重要な局面で度々口にする言葉であり、後述の葉の口癖と並んで注目したいセリフです。相手を見下ろすような言葉ですが、実力が高すぎるからこそ、決めセリフとしてはインパクト抜群です。
また、身長が低いまん太に対して「ちっちぇえな」と言い放つなど、ギャグっぽく使われたシーンも見られました。今作アニメでも“絶対的強者”として葉たちの前に立ちはだかるであろうハオの活躍と、「ちっちぇえな」のシーンに注目です。
●麻倉葉「なんとかなるって」

最後は、葉といえば紹介せずにはいられない口癖であり名セリフ、「なんとかなるって」です。
まだ作品を見ていない方には、運任せや他力本願、投げやりな言葉にも聞こえるかもしれませんが、実際は「なんとかなる」ように、婚約者・アンナによる地獄のような特訓に耐えるなど、普段から努力しているから大丈夫……というポジティブな言葉なのです。この言葉は、やはり葉の仲間だけでなく、多くの読者の心にも響く名言としてたびたび登場します。
葉の“持霊”阿弥陀丸(あみだまる)は…「人は誰もが少なからず不安な気持ちをかかえて生きている。大事なのはその不安や恐怖をいかに克服していくか。葉殿の『なんとかなる』という言葉ーそんな「勇気」があってもよいと拙者は思うでござるよ」と、葉の言葉を受け止めています。葉と阿弥陀丸、信頼関係抜群のタッグが魅せるバトルシーンは今作アニメも必見です!
以上、同作の“名セリフ・名シーン”を5つ振り返りましたが、ファンのなかにはさらに多くのお気に入りセリフが存在するでしょう。みなさんは、どのキャラクターのセリフがお好きですか?
(中島憲太郎)