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『シャーマンキング』で 心を揺さぶる名セリフ5選。「なんとかなるって」

大人気マンガ『シャーマンキング』の完全新作アニメが2021年4月1日よりスタートしています。今回のアニメ化は原作『SHAMAN KING』全35巻を最後まで描く注目作。同作を見ていたけど“うろ覚え”な方、これから見ようとしている方、興味のある方へ、ファンの心を揺さぶった5つの名セリフをご紹介します。

読者・視聴者の心も励ました名言も…

 2021年4月1日より放送開始したアニメ『SHAMAN KING』は、テレビ東京系列で2001年から放送されていたアニメ『シャーマンキング』から約20年ぶりとなる完全新作です。原作『SHAMAN KING』全35巻を“最後まで描ききる”ことが明らかにされ、大きな期待が集まっています。

 前作のOP曲「Over Soul」の冒頭「よみがーえーれー!」の歌詞通り、本当に蘇った同作について、多くのファンからの喜びの声があがっています。今回は、そんなファンの心を揺さぶった同作の“名セリフ・名シーン”を5つ振り返り、新作アニメで注目したい見どころもご紹介します。

●麻倉葉「友達だから助けるんだろ」

麻倉葉の名セリフが収録されている『SHAMAN KING』KC完結版1巻(講談社)
麻倉葉の名セリフが収録されている『SHAMAN KING』KC完結版1巻(講談社)

 第1廻で主人公・麻倉葉(あさくら・よう)が、学校のクラスメイト・小山田まん太(おやまだ・まんた)に放った名セリフです。

 葉は幼い頃から霊が見える体質で、あの世とこの世を結ぶ者“シャーマン”です。自他共に認めるユルい性格の葉は「楽に生きられる世界」を作るためにシャーマンの頂点“シャーマンキング”を目指しています。その修行の一環で、まん太が通う中学の転校生として登場しました。

 そんな葉にとって、初めての人間の友達であるまん太が、不良の“木刀の竜”こと梅宮竜之介 (うめみや・りゅうのすけ)にボコボコにされた際、「仕返しに行くぞ、まん太!」「友達だから助けるんだろ」と言い放ち、見事に竜を成敗します。友達や仲間を大切にする葉の気持ちがビシビシ伝わってくる名セリフです。

 物語が進み、逆に葉が壁にぶち当たった際は、まん太がお返しと言わんばかりに「ぼくも助けなきゃ。友達だもんね」というセリフを葉に返して奮闘します。今作アニメでも、葉のユルさと、仲間想いの格好いい一面というギャップが描かれるシーンに期待です。

●梅宮竜之介「オレはお前がいたいと思う場所にいればいいと思うぜ」

表紙に“木刀の竜”が描かれている『SHAMAN KING』KC完結版11巻(講談社)
表紙に“木刀の竜”が描かれている『SHAMAN KING』KC完結版11巻(講談社)

 作中でさまざまな“名セリフ”が飛び出すアツい男“木刀の竜”こと梅宮竜之介。第49廻「ベストプレイス論」で、葉と楽しく日々過ごしていることが、自身の家柄や境遇から逃げているのでは……と悩んでいるまん太に向けた言葉です。

 竜はこの言葉の前に「オレは学校が大キライだが料理屋は好きだ。教師にはならねえが板前にはなりてえ。それは料理屋のあの雰囲気がおれにとってベストプレイスだからだ」と語ります。自分の居心地のいい場所にこそ、自分のやりたいことはある……それは決して“逃げ”ではないことを、まん太に伝えているのです。

「好きな気持ちに理由はいらねぇ。オレはお前がいたいと思う場所にいればいいと思うぜ」

 作中のまん太だけではなく、マンガを読んだ多くの読者も、ふっと気持ちが軽くなり、背中を後押しされる気持ちになるセリフではないでしょうか。アニメでは、今回紹介したシーン以外にも、竜の名セリフ・名シーンを描いてほしいところです。

【画像】2021年も開催、『シャーマンキング』20周年記念の原画展(6枚)

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