アニメ・マンガ感涙の「墓前シーン」4選 名セリフが忘れられない…
親友で戦友の墓前シーンに涙するファン続出
●『鋼の錬金術師』

続いては、荒川弘さん原作の人気アニメ『鋼の錬金術師』。主人公は、兄のエドワード・エルリックと、弟のアルフォンス・エルリックによる、若き天才錬金術師。肉体を失ったアルフォンスを元に戻すため「賢者の石」を探し求め、その裏に潜む真実と対峙する物語です。
この記事で紹介したいのは、エルリック兄弟の旅路で出会うアメストリス軍のロイ・マスタング大佐と、マース・ヒューズ中佐です。ふたりは親友であり戦友。イシュヴァール殲滅戦と呼ばれる凄惨な戦争を共に戦い、夢を語りあった仲です。
ヒューズ中佐は、とことん愛妻家で親バカな人格者。作中屈指の人気キャラクターです。面倒見もよく、エルリック兄弟の「賢者の石」を探す目的にも尽力しますが、頭の回転が早いばかりに「賢者の石」の真相にいち早く辿りつき、「ホムンクルス」と呼ばれる化け物に殺されてしまうのです。
ホムンクルスのエンヴィーに殺される直前、投げナイフで反撃しようとしたヒューズでしたが、姿形を変えられるエンヴィーは、ヒューズの最愛の妻・グレイシアに変身。ヒューズは反撃できないまま殺されるのでした。
後日、ヒューズの葬式に参列したマスタング大佐。墓前で「殉職で二階級特進……ヒューズ准将か」「俺の下について助力するといっていた奴が上にいってどうする」と言いつつも突如「いかん、雨が降ってきたな」と帽子を深く被ります。部下のホークアイが晴れた空を見ながら「いいえ、雨なんて……」と返しますが「いや、雨だよ……」と、ひと筋の涙を流すのです。
いつも冷静なマスタングがヒューズの死に大変ショックを受けていることが分かるこの墓前シーンに、マスタングのように涙を流したファンは少なくないのではないでしょうか。
●『銀魂』
続いては、2021年1月に映画『銀魂 THE FINAL』でフィナーレを迎えたアニメ『銀魂』。
同作は、志村妙(しむら・たえ)と新八(しんぱち)の亡き父や、志村姉弟が経営する恒道館の元塾頭・尾美一(おび・はじめ)、そしてお登勢(とせ)の亡き夫など、さまざまな故人の「墓前シーン」が描かれました。
なかでも感動的に描かれた墓前シーンが、戦闘民族・夜兎族(やとぞく)の神楽(かぐら)が、亡き母・江華(こうか)の墓を訪れた際のエピソードではないでしょうか。
神楽の兄・神威(かむい)は、母が大好きな子供でしたが、母が日に日に体調が悪化する理由が父・星海坊主(うみぼうず)にあると知り、「宇宙最強」の父を超えようと夜兎族の風習「親殺し」を実践。しかし、返り討ちに遭うと、それ以降、神威は家族と離れて宇宙をさまよう海賊になっていました。
アニメ「洛陽決戦篇」では、そんな神威と星海坊主、神楽ら家族が故郷に集結。神威は星海坊主と神楽と死闘を繰り広げますが、最終的に神楽が戦いを収めました。その後、神楽と星海坊主が故郷を発つ際、江華の墓を訪れると、神威が一足先に江華が好きだった花を手向けていたのです。
神楽と星海坊主のふたりとも、江華が好きだった花の種類を覚えていませんでした。ですが、神威だけはしっかり覚えていたのです。神威の母への想いや家族への愛情を感じ取れた感動シーンでした。


