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『こち亀』両さん少年時代の「神回」3選 小さな約束も絶対に守る!

弟のことを誰よりも心配して応援する、両さんの姿に感動!

●「親愛なる兄貴へ」

 続いては、アニメ第200話「親愛なる兄貴へ」。普段はダメ人間な両さんですが、両さんのような兄が欲しいと思ってしまう感動エピソードです。

 両さんの弟・金次郎の妻が出産間近になり、金次郎は「僕に幸せを呼んでくれたお守りなんだ」と合格祈願のお守りを渡すシーンから物語は始まります。というのも、金次郎が小学生の頃、弁護士になる夢を叶えるために国立の難関中学を受験しようとします。しかし、勉強の邪魔をする両さんと金次郎は受験前日までケンカばかりしていました。

 そして受験当日、都電に乗って会場の学校へ向かうのですが、軌道内での事故によって立ち往生。途方に暮れる金次郎でしたが、そこに両さんが通りかかります。実は、朝早く起きて湯島天神へ合格祈願のお守りを買いに行っていた両さん。その帰り道で遭遇したのです。

 自転車の後ろに金次郎を乗せて受験会場へ急いでいたところ、橋の上から金次郎が受験票を落としてしまいます。両さんはすぐさま川へ飛び込んで受験票を見つけ出し、湯島天神で購入した合格祈願とともに金次郎へ。無事に会場へ送り届け、中学にも合格することができました。

 いつもケンカばかりしていた兄弟ですが、両さんは心のなかでは金次郎の受験を誰よりも応援していたのです。両さんのカッコよすぎる兄貴肌な一面が見えたエピソードでした。

●「おばけ煙突が消えた日」

 最後は「神回」とも評判高いアニメ第75話「おばけ煙突が消えた日」。かつて足立区千住に存在した、日本最大の火力発電所の煙突「おばけ煙突」を舞台したエピソードです。

 両さんの少年時代、下町には高い建物がなかったため、どこからでも見えたほど高い煙突でした。4本の高い煙突は、見る方角によって数が変わって見えるため「おばけ煙突」と呼ばれていたのです。

 おばけ煙突がまだ存在していた、両さんが小学4年生の時、担任の先生が入院してしまったことで、大学から赴任してきた佐伯羊子(さえき・ようこ)先生が臨時で担任を務めることになりました。そんな時、校長室にあった優勝カップが壊されていたことで、悪ガキとして知られていた両さんが疑われていました。それでも羊子先生だけは両さんを信じ続け、真犯人が見つかり、両さんの無実が証明されました。

 それからというもの、両さんは羊子先生を大好きになっていきます。しかし、担任の先生のケガが治り、学校に戻ることが決まったため、羊子先生は大学に戻ることに。いよいよお別れ当日、両さんはおばけ煙突に登り「ようこ先生ありがとう」とカーテンに書いて作った垂れ幕を広げるのです。羊子先生は乗っていた電車の中からそのメッセージを見て感動するのでした。

 その後、おばけ煙突は昭和39年に取り壊されてしまうのですが、羊子先生との淡い思い出は消えることはなかったようです。

* * *

 以上、両さんの少年時代にまつわる感動回をアニメ版から3作ピックアップしました。アニメ第53話「浅草初恋物語」など、まだまだ紹介したいエピソードはたくさん存在します。皆さんの心に残っている、両さんの少年時代の感動回は何ですか?

(中島憲太郎)

【画像】『こち亀』両さんの少年時代の感動回が収録されるコミックス!(4枚)

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