名シーンの数々を生み出した「ジャブロー」 ってどんなところ? 歴史や機能、逸話…
『機動戦士ガンダム』の地球連邦軍本部「ジャブロー」。一年戦争時や『機動戦士Zガンダム』の時代でも、内部のシーンは描かれていますが、どんな施設があって、どれほどの規模なのか描写は少なく、謎の多い基地となっています。そこで今回は一般人(?)が入り込めない、「ジャブロー」の内部やその秘密を見ていきます。
内部でモビルスーツ同士が戦えるほどの広さ

『機動戦士ガンダム』の地球連邦軍本部「ジャブロー」は地下にあり、規模も広大です。モビルスーツの戦闘も余裕で展開できるほどの広さを有していますが、内部施設については謎が多く、ストーリーでも具体的に明かされることはありません。そこで今回は一般人(?)が入り込めない軍事施設「ジャブロー」の内部やその秘密を見ていきます。
●ジャブローってどこにあるの? 周囲環境は?
「ジャブロー」といえば地球連邦軍本部で、地上最大の軍事基地であり軍事工場、そして参謀本部があります。その性質上、具体的な場所は判明していませんが、アニメ『機動戦士ガンダム』だと南米アマゾン川流域の地下の大空洞、『THE ORIGIN』では同じく南米のギアナ高地ロライマ山の地下にあります。
戦艦や戦闘機の出入り口は密林でカムフラージュされているため発見は不可能(シャアやマッド・アングラー隊に侵入されていますが)とされ、地表には監視用のトーチカや対空砲台なども設置されています。
●ジャブロー基地は大きすぎる
全長は280km、空洞内の高さはモビルスーツが跳躍しても余裕があるだけのスペースがあります。モビルスーツの白兵戦も展開され、一年戦争時にはシャアが操縦するズゴックのアイアン・ネイルがジムの腹を貫く戦闘シーンが有名です。また『機動戦士Zガンダム』の時代にはエゥーゴによるジャブロー侵攻作戦の際にも跳躍しての戦闘が繰り広げられています。
広すぎる基地内は、移動のために高速道路が建設してあり、施設内の行き来はエレカ、バギー、エア・スクーターなどが使用されます。ホワイトベース隊員も到着した際に内部をエレカなどで移動しました。
●ジャブロー内部の中心地「参謀本部」
施設内には数百人を収容する作戦会議室があり、国会議事堂の議場のような造りをしています。普段どのように会議が行われていたかは明かされていませんが、将官の会談などにも使われています。この作戦会議室は一年戦争が終結し『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の頃になると内装が変わりました。
また小会議室は多数あり、ジャブローにホワイトベースがたどり着いた際、ブライトとミライがゴップ大将から今後の作戦について聞かされたのも小会議室です。
講堂では、ホワイトベース隊の乗員に階級の申し渡しが行われました。ブライト・ノアには中尉、アムロには曹長に任命する辞令が伝えられ、戦死したリュウ・ホセイには二階級特進で中尉への昇進が伝えられました。