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心に刺さり過ぎる! 『オッドタクシー』の名ゼリフ5選

ふとしたひと言が心に突き刺さる、小戸川の鋭いツッコミ

コミカライズ版『オッドタクシー』第1巻(原作:此元和津也、P.I.C.S、作画:助家竹一/小学館)
コミカライズ版『オッドタクシー』第1巻(原作:此元和津也、P.I.C.S、作画:助家竹一/小学館)

●自己肯定感が低い人に刺さる? 「自分に対する極端な否定と嫌悪、そういうとこが自己愛強いって言ってるんだ。普通の奴はそこまで自分に興味ない」

 続いては、自分が嫌いだと話す樺沢に対して、チンピラのドブが言った名台詞です。
 みんなの注目を浴びて自己肯定感を高めている樺沢に、ドブは「自信がないから、自分で自分を認めることができない。そのくせ、自己愛だけは人一倍強い」と言い放ちます。樺沢は、「自己愛なんか強くない」「自分が嫌い」と必死に否定しますが、ドブは、そういった樺沢の極端な部分を指摘します。
 
 これは、自分を否定しがちなすべての人が考えさせられるセリフで、自己愛が招くネガティブさを指摘しています。ドブは、不特定多数に認められようとするのではなく、尊敬できるメンターを探して評価の軸を統一するか、自分で自分を認めることが大事だと説きます。自己肯定感が低い人には刺さり過ぎる、チンピラとは思えない名ゼリフです。

●ナイスツッコミ…「はじめるきっかけが分からないベスト3に入るわ」

 続いては、タクシー運転手の小戸川とナースの白川との会話で生まれた小戸川のセリフです。

 カポエイラを得意とする白川は、身に付けた技術で、小戸川を殺そうとした山本を倒します。その後、小戸川は白川に「カポエイラって強いんだな」と感服しつつも、「そもそもなんで始めようと思ったの? はじめるきっかけが分からないベスト3に入るわ」と言います。

 確かに、カポエイラをはじめるきっかけなんて、想像しても思いつきません。ここまでしっくりくる表現を使うのも、『オッドタクシー』ならではです。ちなみに、ベスト3の残りふたつは、ハンマー投げと覚せい剤。確かに、これらもカポエイラほどではないにしても、はじめるきっかけがわかりません。

●国民的バンドを引用して…「何で白か黒で答えろという難題を突きつけるんだよ!? ミスチルか」

 最後は、小戸川と、同級生の柿花がサウナで会話するシーンで生まれたツッコミの名ゼリフです。

 小戸川とナースの白川との関係性が気になる柿花に対して、小戸川は「そんなんじゃないって」と恋愛的な関係性を否定します。しつこい柿花は、「嫌いか好きでいうと?」と聞き、困った小戸川は、「なんで白か黒で答えるという難題を突き付けるんだよ。ミスチルかよ」とツッコミを放ちました。Mr.Childrenの「GIFT」の歌詞を引用したツッコミには度肝を抜かれます。

 こういう言葉をウケ狙いで言うのではなく、さりげなく思いついたように言うのが、『オッドタクシー』の良いところです。何気ない会話シーンなのに、何度も思い出して笑ってしまいます。

 このほかにも、『オッドタクシー』には無数の名ゼリフが飛び交っています。ぜひ、言葉ひとつひとつを噛み締めながら、TVアニメ、映画ともに『オッドタクシー』を楽しんでみてください。

(稲福竜生)

【画像】名ゼリフが登場するアニメ・マンガといえば?(4枚)

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