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幼心に焼きつくトラウマ級の展開も?「黒い」任天堂の片鱗を感じるゲーム4選

老若男女に愛されるゲームを発売し続ける任天堂。しかし、グロテスクな描写のようなはっきりとした形ではないブラックジョークや、社会風刺が効いたタイトルがあるのはご存じでしょうか。幼少時にプレイした方のなかには、ある描写がトラウマのように焼き付いている……なんてこともあるかもしれません。

子供にも容赦ない、「黒い任天堂」の仕打ち

クリボーは実は◯◯◯だった? 画像は『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』パッケージ(任天堂)
クリボーは実は◯◯◯だった? 画像は『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』パッケージ(任天堂)

 任天堂のゲームには「どうぶつの森」シリーズや「マリオ」シリーズ、「カービィ」シリーズなど、老若男女にも遊びやすく、かわいいキャラクターも多いです。皆さんも遊んだことのある任天堂のゲームですが、実はよくよく考えるとブラックジョークや重い設定、下ネタを感じさせる描写が含まれているものも少なくありません。

 実際にとある対談記事で、任天堂の故・岩田聡社長は「具体的な定義はない」とした上で、「明るく楽しい、家族で楽しめる白い任天堂」と、「パッと見はかわいいが、意外とえげつない要素がある黒い任天堂」があるのではないかと語っていました。

 今回は、そんなあらためて考えると怖い「黒い任天堂」が感じられるゲームを紹介します。

●何気なく壊していたブロックやクリボーは……「マリオ」シリーズ

 任天堂の看板作品のひとつ、「マリオ」シリーズですが、ステージ上のブロックや、敵キャラのクリボーはキノコ王国の住人という設定が存在するのをご存知でしょうか。

 もともと、クッパはキノコ王国の住人をブロックやレンガに変えてしまい、その魔法を解くことができるピーチ姫をさらっていました。その際、キノコ王国を裏切ってクッパ側についた住人をクリボーにしていたことも、1作目の『スーパーマリオブラザーズ』の取扱説明書に書かれています。プレイヤーが何気なく壊していたブロックや倒していたクリボーは元キノコ王国の住人だったという事実は、なかなかショックかもしれません。

 さらに2020年7月に発売された『ペーパーマリオ オリガミキング』にも、「敵にオリガミにされてしまったら元に戻れない」という恐ろしい設定があります。オリガミであるためにバラバラにされてしまう、くり抜かれてしまうという展開も、幼少時にプレイしていたらトラウマになってしまいそうですね。

●妹が醜い怪物に……?『バンジョーとカズーイの大冒険』

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』への参戦発表時に、国内外で大きな話題となった『バンジョーとカズーイの大冒険』ですが、トラウマとなる描写が多いためプレイをためらう子供多かったといいます。

『バンジョーとカズーイの大冒険』は、悪い魔女・グランチルダがバンジョーの妹・チューティの若さと美しさを奪うためにさらったところから始まります。チューティーを救うために旅立つバンジョーとカズーイですが、ゲームオーバー時にはグランチルダの手によって醜い姿に変えられてしまう……というトラウマ描写が登場。さらには途中でセーブをした際にも同じシーンが出てくるため、「セーブ後は急いで電源を切った」なんて声も聞かれます。

そのほかにも倒した敵がバラバラになったり、話す声がゲップのキャラがいたりと、下品でブラックジョークが効いた『バンジョーとカズーイの大冒険』ですが、今なお人気も根強く、「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online」でプレイ可能となったときには、Twitterで「またやりたい!」と喜ぶ反応も見られました。

【画像】幼いプレイヤーにはトラウマもの、「黒い任天堂」ゲームをチェック!(5枚)

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