TVと連動がスゴかった! 『仮面ライダーBLACK』変身ベルトおもちゃの衝撃
テレビパワーの元祖は?

テレビパワーのおもちゃは『仮面ライダーBLACK』のほかに、1988年に放送された『じゃあまん探偵団 魔隣組』でも採用されていました。
『じゃあまん探偵団 魔隣組』とは『おもいっきり探偵団 覇悪怒組』に続く少年探偵団シリーズの第2弾で、原作は石ノ森章太郎。ニチアサ特撮シリーズの1本です。
テレビパワーが採用されたのは、怪盗ジゴマを探知するというガジェット「ジゴマ探知機」でした。これは怪盗ジゴマ登場シーンで発せられる光の激しい点滅に反応するというもので、「DX変身ベルト」と仕組みも用途も同じです。
もともとテレビパワーは、アメリカの特撮ヒーロー『キャプテンパワー』が元だと言われています。『キャプテンパワー』はアーマーをまとった未来戦士たちのことで、戦闘用サイボーグに支配された未来世界を救うために闘うチーム型ヒーローです。
テレビパワーはその番組と連動したおもちゃで、発光演出に反応するフィギュアや戦闘機型の銃などが発売されていました。それをバンダイが国内に持ち込み、『仮面ライダーBLACK』に取り入れつつ吹替版『キャプテンパワー』も放送したのです。
ちなみに『キャプテンパワー』の銃のオモチャはさらに独創的で、画面内の発光部分を撃つとポイントを獲得。敵の攻撃用の発光演出を感知するとダメージを受け、一定のダメージが蓄積されると戦闘機のコクピット部分からパイロットが飛び出す(緊急脱出する)というギミックが備わっていました。
つまり当時は『仮面ライダーBLACK』『キャプテンパワー』『じゃあまん探偵団 魔隣組』からそれぞれ「テレビパワー」おもちゃが発売されており、キッズにしてみたら一時代を築いたシリーズのような印象を持たれていたのです。
(気賀沢昌志)



