35年前の「週刊少年ジャンプ」掲載作品がスゴい顔ぶれ 計り知れない「競争の激しさ」
いまから35年前、1987年の週刊少年ジャンプ1月1日号は、今なお人気の高い、あるシリーズ作品の記念すべき第1話が掲載されました。果たしてその作品とは何なのでしょうか?
誇り高き男たちの数奇な運命!

今から35年前に発行された1987年新年1・2号「週刊少年ジャンプ(1月1日号)」は、荒木飛呂彦先生の『ジョジョの奇妙な冒険』の連載がスタートした記念すべき号に当たります。2021年まで「ウルトラジャンプ」でPart 8「ジョジョリオン」が連載されていた超人気シリーズの第1話は、冒頭から美女が生贄に捧げられるショッキングなシーンが描かれており、「これからどんなマンガが始まるんだろう!?」と固唾をのんだ方も多いのではないでしょうか。
主人公であるジョナサン・ジョースターとジョースター一族の宿敵となるディオ・ブランドーとの出会いと因縁が描かれたストーリーは、単行本の1巻から5巻に収められています。このときの副題は『第一部 ジョナサン・ジョースター ―その青春―』となっており、後にPart1「ファントムブラッド」と名づけられました。
1987年新年1・2号の、二番目の掲載作品は鳥山明先生の『DRAGON BALL』。占いババに頼みごとを聞いてもらうため、孫悟空は屋内闘技場「悪魔の便所」でミイラくんとバトルを繰り広げます。
三番目は原作を武論尊先生、マンガを原哲夫先生が描いた『北斗の拳』。さらわれたリンを追ってケンシロウは修羅の国へと上陸しますが、そこで目にしたのは、かつて激闘を繰り広げた元斗皇拳の使い手・金色のファルコのありえない姿でした。
四番目は春日井恵一先生の『アカテン教師 梨本小鉄』。小春日和中学に着任した破天荒教師、梨本小鉄は「運」を教えるために、生徒たちをバスで屋外へと連れ出しますが……。
五番目は高橋陽一先生の『キャプテン翼』ジュニアユース編です。日本代表はアルゼンチン代表相手に3対3と互角の戦いを繰り広げていましたが、アルゼンチンの10番ファン・ディアスに8人抜きを決められ、リードを許してしまいます。
六番目は宮下あきら先生の『魁!男塾』。男塾一号生と三号生が死闘を繰り広げた大威震八連制覇(だいいしんばーれんせいは)もいよいよ最終闘へと突入します。一号生からは三面拳・月光、三号生からは死天王最強の男・影慶(エイケイ)が闘場へ降り立ちますが、影慶は月光との勝負に十秒で終止符をうつと豪語し……。