家族と敵対する『X-MEN:ダーク・フェニックス』 その葛藤が心に刺さる!
最も人間らしさを見せた『マグニートー』最後のシーン

映画の最後を締めくくるシーンでは、プロフェッサーXとマグニートーがチェスを指すシーンがあります。
磁力を操る力を持つミュータントのマグニートーことエリック・レーンシャーは、「ミュータントと人間の共存はできない」と考え、両者の共存を願う旧友プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアとは別の道を歩んできた人物。「X-MEN」シリーズでも最も人間らしさを見せるシーンが多いキャラクターです。
本作では、力を制御できなくなったジーン・グレイのもたらす危機をめぐって、再びX-MENと交わることになり、自分の正義を貫く姿を見せます。チャールズのそばにいて助言をするという存在ではない、彼らだけの「友人」という関係に、グッとくるファンは多いのではないでしょうか? この2人の関係性を追っていくのもシリーズの醍醐味です。
マグニートーを演じたマイケル・ファスベンダーはインタビューで「マグニートーは、一連の行動に対して一切の妥協がないんだ。行動を起こした後に、物事を考えるタイプだからね」と振り返っています。
「彼の行動は過激に見えるけど、実は私欲のためじゃない。ミュータントのために動いているんだ。目的のためには手段を選ばないキャラクターだけど、人びとは彼を敬う。その心の複雑さのなかに、彼の魅力があるのかもしれないね」とマグニートーの魅力を語っています。
最後のチェスのシーンでキャラクターたちが世代交代していくことを表現し、映画は幕を閉じます。「X-MEN」は今後、MCU(マーベルシネマティックユニバース)入りを示唆されていますが、その展開は誰もわからず……といった現状です。「X-MEN」には魅力的なキャラクターが多いので、またどこかで姿を見せてくれることでしょう。
(大野なおと)




