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原作と映画で違いすぎ? ナウシカとクシャナの性格 マンガ版は背景の設定がより過酷に

原作では「人格者」? 悲しい過去を持ったクシャナ

クシャナの人気は高く、多くのファンに愛されている (C)1984 Studio Ghibli・H
クシャナの人気は高く、多くのファンに愛されている (C)1984 Studio Ghibli・H

 一方、映画では「悪役」のような立ち位置にいたトルメキアの王女・クシャナは、原作では悲しい過去を持った人物として描かれています。

 映画でのクシャナは、トルメキア軍の将軍として、ペジテから奪った巨神兵の繭(まゆ)を回収するために、風の谷を侵略します。また、人間が生きるため腐海を焼き払おうとするなど、武力を行使する場面が強調されていました。

 一方、原作でのクシャナはトルメキアの先王の血を引く唯一の存在であり、そのために現王である父や、血を分けた兄たちに命を狙われるという、過酷な人生を生きてきた女性として描かれています。

 少女の頃、実の父に「精神を狂わせる」という毒を盛られるという、衝撃的な過去を持つクシャナ。その際、クシャナをかばうため、母である王妃がその毒を飲み、「人形」を自分の娘だと思い込んだまま、廃人として暮らすことになってしまったのです。

 そんな悲しい過去を持ったクシャナは、原作では「部下想い」の人物として描かれています。死んでいく部下の手をとり「盾となってわたしをかばったそなたたちの忠義を忘れぬぞ」と声をかけたり、自分が危険な状態に置かれていてもなお「負傷者を見すてるな!」と号令をかけ続けたりしています。そんなクシャナのことを、側近のクロトワは「全トルメキア軍の中でもこれほど兵に支持される奴はひとりもいねえ」と評価しています。

 また、映画では腐海の蟲に襲われて、片腕と片脚を失った、という設定を持つクシャナですが、原作では四肢を失っておらず、戦場で負傷したクロトワを抱えて走るなど、屈強な肉体を持っていることが明らかになっています。

 映画は何度か見ているけれど、原作マンガは読んだことがない……という方が、もし7冊のマンガを読み終えた時、彼女たちへの印象が大きく変わっているかもしれませんね。

(LUIS FIELD)

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