「オタクが経済を…」←金額エグい 『鬼滅』『ハルヒ』らがもたらした効果が衝撃的
近年ではアニメ文化がすっかり市民権を得るようになり、社会現象クラスのヒット作が生まれることも増えてきました。2022年にはアニメ関連市場の総額が約2.9兆円に達したというデータも出ているほどです。今までにどんな経済効果が生まれてきたのか、その熱いムーブメントを振り返ってみましょう。
「鬼滅」と付けばなんでも売れた?

最近では日本のアニメ作品が、国内外で社会現象クラスの大ヒットを呼ぶことが増えています。アニメ市場も右肩上がりの成長を続けており、その勢いはとどまることを知りません。今回はそんな業界において、驚きの経済効果をもたらした作品の数々を振り返っていきましょう。
まずは誰もがよく知る近年の話題作として、『鬼滅の刃』の経済効果を語らないわけにはいかないでしょう。同作はもともと「週刊少年ジャンプ」で連載されていたマンガで、2019年のTVアニメ化によって大ブレイクを果たします。翌年公開された『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』は、日本国内で404.3億円という興行収入を叩き出し、歴代興収ランキングの1位を塗り替える偉業を達成しました。
劇場版が空前のヒット作となったことで関連コンテンツの売り上げも加速し、2020年10月発売の22巻で原作コミックの累計発行部数1億部を突破しています。当時は全国の書店で単行本の売り切れが続出していました。
さらに『鬼滅の刃』のオリジナル小説はシリーズ累計280万部以上、マンガのノベライズ版もシリーズ累計136万部を突破し、さらには塗り絵までもがシリーズ累計143万部以上を記録しています。もはや「鬼滅」と付けば何もかもが売れるモンスターコンテンツとなっており、その経済効果は約2700億円に及んだといわれています。
『鬼滅の刃』の場合は作品自体の売れ行きがずば抜けていましたが、ほかにも作品から派生した経済効果が生まれることもあります。人見知り少女のバンド活動を描いた『ぼっち・ざ・ろっく!』は、まさにその典型といえるようなムーブメントを起こしました。
同作は主人公の後藤ひとりが「結束バンド」というバンドで活動するストーリーで、作中では華麗なギター演奏や熱のこもったボーカルの姿が描かれたほか、OPやED、劇中歌としてすぐれた楽曲がいくつも発表されました。
2022年12月にリリースされたアルバム『結束バンド』は飛ぶように売れ、「オリコン年間ランキング 2023」では作品別売上数部門デジタルアルバムランキングで1位を獲得しています。これは女性グループとしては初の記録らしく、まさに歴史に名を刻む快挙でした。
そして同作の影響によって、ギターを始める人が急増したという報道もありました。それは数字にも実際に表れており、さまざまな店舗でエレキギターの売上が急増したといい、2022年度の楽器店市場も前年度から0.6%アップの1939億円を記録しています。



