『ボルテスV』えっ、「革命エンド」…? 切なすぎる死闘も繰り広げられた怒涛の結末
そして明かされる衝撃の事実と悲劇!

地球へと逃れた健太郎はボルテスVを建造し、ボアザン星人による侵略に備えました。ボルテスの建造の際に知り合った「剛 光代」と結婚した健太郎は、健一たち三兄弟に恵まれたものの、諸事情あってボアザンに戻り、労奴解放のための地下活動を行なっていたのです。
進撃するボルテスVは戦車を踏みつぶし、砲台を破壊し民衆たちを先導します。ザンバジルが籠もる黄金城もほぼすべてが民衆の手に落ち、貴族たちは這いつくばり命乞いをし、健太郎と剛三兄弟も感動の対面を果たしました。
しかしまだ、ただひとり貴族としての責務を果たそうとしていた男がいました。そう、プリンス・ハイネルです。混乱する城中で銃撃を受け側近の「カザリーン」を失ったハイネルは、ボアザンの古い言い伝えにある「守護神ゴードル」に搭乗し、ボルテスに戦いを仕掛けてきたのです。
激闘の末、ゴードルとボルテスは相討ちとなりますが、戦いは終わりませんでした。ハイネルは最後の誇りをかけ、健一に生身での決闘を挑んだのです。たおれたボルテスのてのひらの上で、ふたりは傷つきながら剣を交えます。互いの剣が折れ、もつれ合いながら地面に落ちても、戦いは終わりません。
この泥沼のような戦いを終わらせたのは、一振りの短剣でした。ハイネルが抜いた短剣を見た健太郎は、それがかつて、身重の妻に託したものであることに気付きます。
そう、ハイネルは健太郎の息子だったのです。ハイネルは兄弟同士で殺し合いをしていたことを知り、泣き崩れます。歩み寄ろうとした健一でしたが、そこに爆弾を手にし財宝を抱えて逃亡を図ろうとする皇帝ザンバジルが現れました。
口論のすえに皇帝を見限ったハイネルはザンバジルに短剣を投げつけます。しかし傷ついた皇帝は爆弾を取り落としてしまい、健一が巻き込まれそうに。とっさに健一をかばうハイネル、そして至近距離から見つめ合う生き別れの兄弟……その直後、建物の崩壊に巻き込まれたハイネルは、涙を流しながら「お父さん……」と呟き炎の中へと姿を消しました。
戦いは終わり、健太郎はボアザン星を再建するために留まるといい、ボルテスチームは地球へと帰還することになります。無事に戦いを終えたメンバーの目に、もはや涙はありませんでした。
(早川清一朗)



















