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完結『リュウソウジャー』と恐竜戦隊の歴史。影響は『ジュラシック・パーク』から?

今年2020年3月に完結した『騎士竜戦隊リュウソウジャー』は、スーパー戦隊シリーズにおいて恐竜をモチーフにした4度目の作品でした。恐竜をモチーフにしたスーパー戦隊シリーズ4作品の変遷を追っていくと、映画『ジュラシック・パーク』シリーズの影響も見えてきます。

『ジュラシック・パーク』が刷新した、ティラノサウルスのイメージ

『騎士竜戦隊リュウソウジャー』メインビジュアル (C)2019 テレビ朝日・東映AG・東映
『騎士竜戦隊リュウソウジャー』メインビジュアル (C)2019 テレビ朝日・東映AG・東映

 2020年3月1日(日)に完結を迎えたスーパー戦隊シリーズ第43作『騎士竜戦隊リュウソウジャー』は、恐竜をモチーフにしたスーパー戦隊としては4度目の作品でした。今年2020年は『ドラえもん のび太の新恐竜』やアニメーション作品『さよなら、ティラノ』、翌年2021年には『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』と、複数の映画公開が控えており、恐竜は映像作品の題材として愛されています。今回は恐竜をモチーフにしたスーパー戦隊シリーズの変遷を見ていきます。

 恐竜をモチーフにした最初のスーパー戦隊は、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』(1992~1993年)です。本作の翌年にスティーヴン・スピルバーグ監督の映画『ジュラシック・パーク』(1993年)の公開を控えていたことが、モチーフの選定に大きく影響を与えたと考えられます。

「恐竜戦隊」と名乗っているジュウレンジャーですが、ティラノサウルス、トリケラトプス、翼竜のプテラノドンのほかに、ほ乳類のはずのマンモスとサーベルタイガーもモチーフに採用されています。これはシルエットを差別化するための措置であり、当初はティラノサウルス、トリケラトプス、ブラキオサウルス、ステゴサウルス、プテラノドンをモチーフにする予定だったようです。

『ジュウレンジャー』に続く恐竜戦隊は、『爆竜戦隊アバレンジャー』(2003~2004年)です。『ジュウレンジャー』と本作の間で映画『ジュラシック・パーク』シリーズ3作品が公開されたため、『アバレンジャー』は『ジュラシック・パーク』で定着した恐竜のイメージの影響を強く受けているのです。

1993に公開され大ヒットした映画『ジュラシック・パーク』に登場する、ティラノサウルス
1993に公開され大ヒットした映画『ジュラシック・パーク』に登場する、ティラノサウルス

 まずティラノサウルスの体勢です。『ジュラシック・パーク』のティラノサウルスは頭から尻尾まで水平に保った姿勢で登場しました。『ジュウレンジャー』の守護獣ティラノザウルスは旧来の恐竜映画と同じく、尻尾を引きずったゴジラのような体勢でしたが、『アバレンジャー』の爆竜ティラノサウルスは『ジュラシック・パーク』と同じように頭から尻尾を水平に保った体勢をしています。また、『未来戦隊タイムレンジャー』(2000~2001年)に登場した恐竜型のメカ・ブイレックスも、同様の体勢をしていました。

 デザインを担当した野中剛氏が恐竜に詳しかったこともあり、『アバレンジャー』に登場する「爆竜」「武鋼竜」のモチーフはすべて、恐竜などの古代の爬虫類で統一されました。シルエットの差別化から見た目に特徴のある恐竜が採用されています。さらに本作で新たにモチーフに採用された12体の恐竜のうち6体は、『ジュラシック・パーク』シリーズに登場した種類と重なっているのです。

【画像】恐竜戦隊の元ネタがよくわかる「ジュラシック」画像(7枚)

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