「悪倒したのにモヤモヤが」「全員死んだ?」 仮面ライダー作品で描かれた衝撃展開
ヒーローなのに50億人の一族を爆死させる?

2003年から2004年まで放送された『仮面ライダー555』でも、衝撃的な死が描かれたライダーがいます。同作は主人公「仮面ライダーファイズ/乾巧」が、一度死んだ人間が変身する異形の怪人「オルフェノク」と戦い、オルフェノクに覚醒してしまった「木場勇治」「長田結花」「海堂直也」たちと関わりながらも悪の打倒を目指す物語です。
そのなかで13話から登場して後に「仮面ライダーカイザ」に変身する「草加雅人」は、大企業「スマートブレイン」の陰謀によって養護施設「流星塾」の同窓会で仲間とともにオルフェノクに殺され、人口的にオルフェノクを作る実験のために「オルフェノクの記号」を注入されます。実験によって蘇生した後、草加は記憶が改ざんされる前に脱出し、オルフェノクに対して強い憎悪を抱いていました。そして彼は、オルフェノクとして生きることを決意した木場と戦うことになります。
草加が同じ流星塾出身で思いを寄せていた「園田真理」を連れ去った木場のもとに向かうと、そこには「ドラゴンオルフェノク」「ロブスターオルフェノク」「センチピードオルフェノク」からなる強敵の集団「ラッキークローバー」が待ち構えていました。ひとりで戦いに挑むも、草加に埋め込まれたオルフェノクの記号が消えかけ、体の一部が徐々に灰になる不利な事態となり、ラッキークローバーに返り討ちにされてしまいます。
さらにリンチされて瀕死状態になったあと、草加のカイザギアを使ってカイザに変身した木場は、草加の首の骨をへし折ります。そして、絶命した草加は全身が灰となって、跡形もなく消えてしまうのでした。
あまりにも惨い草加の最期を覚えている人は多く、「性格は確かに悪いやつだったけど、死に方が惨すぎてかわいそう」「骨の折れる音がトラウマ」「草加は木場をいじめてたから、報いを受けたという筋書きは分かる。でも、子供向けにしては残酷なラスト」などの声が見受けられました。
また、ラスボス討伐に成功してハッピーエンドを迎えた『仮面ライダーBLACK RX』(1988年~1989年)のラストは、後味の悪い面もある結末でした。
同作の親玉は、1000年前に怪魔界を征服して「クライシス帝国」を築き上げた支配者「クライシス皇帝」です。クライシス皇帝は地球侵略という野望があり、ヒーローである「仮面ライダーBLACK RX」は彼を食い止めるために奔走します。
しかし、最終話の第47話「輝ける明日!」では、クライシス皇帝の口から、地球の環境汚染によってクライシス帝国が崩壊寸前となって居住が難しくなり、50億のクライシス人を移住させるために、地球を侵略しようとしていたことを告げられます。
敵にもやむを得ない事情があったとはいえ、RXは地球を守るヒーローのため、その野望を見過ごすことはできません。RXは戦うことを選び、クライシス皇帝は勝負に敗れて怪魔界を巻き込む形で大爆発を起こします。そして、怪魔界までに及んだ爆発によって50億人のクライシス人が一気に消失したのです。そして、地球の平和を取り戻した代わりにクライシス人が滅亡したという残酷な事実が残りました。
(LUIS FIELD)


