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「こんなのガンダムやない!」→外装パージしたら「ガンダムや!」と驚愕&納得したMS

一般的に「ガンダム」と聞けば、トリコロールカラーでV字型アンテナとツインアイを持つ機体を想像する人が多いでしょう。そうした外見上の特徴が見えない偽装や外装を施された、中身はしっかりガンダムな機体を見ていきます。

見知ったモビルスーツだけど、その中身は…

登場時と正体で2度驚かされた「HG 1/144 ズゴック(SEED FREEDOM Ver.)」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ
登場時と正体で2度驚かされた「HG 1/144 ズゴック(SEED FREEDOM Ver.)」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ

「ガンダム」と呼ばれる「モビルスーツ(MS)」の特徴を聞かれたら、多くの人はトリコロールカラーで額にはVの字型をしたアンテナがあり、人間の目のようなツインアイの機体を想像することでしょう。しかし、なかには一見してとてもガンダムには見えない、けれどもしっかりガンダムだといえる機体も存在しています。

●「ZGMF-MM07 ズゴック」 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』

 記憶に新しいところでいえば、2024年1月に公開され歴代ガンダム映画の最高興行収入記録を塗り替えた『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場する「アスラン・ザラ」が乗る「ズゴック」でしょうか。作中では、精神操作を受けて窮地におちいった主人公の「キラ・ヤマト」とその「ライジングフリーダムガンダム」を助けるために登場します。

 同機はシリーズ1作目『機動戦士ガンダム』にて、「赤い彗星」こと「シャア・アズナブル」が連邦軍基地「ジャブロー」へ潜入する際に搭乗した、「ジオン軍」の水陸両用MS「MSM-07S シャア専用ズゴック」を連想させる姿です。アスランもまた「赤い機体」を乗り継いできたパイロットであり、加えて身を隠すためのサングラスや偽名など、シャアと共通点があります。

 機体の姿は偽装されていてガンダムに見えませんが、その正体は「インフィニットジャスティスガンダム弐式」でした。その驚くようなギミックに上映当時には「インフィニットジャスティスガンダム弐式はどうやって入ってたんだ」「構造的に肩とかどうやって収納してるの?」と疑問の声があがっていました。

●「AGX-11 オーヴェロン」 『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』

『機動戦士ZZガンダム』と『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のあいだを描くマンガ作品『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』(原案:矢立肇、富野由悠季/脚本:海冬レイジ/作画:葛木ヒヨン)で、主人公機として登場する「オーヴェロン」も、ガンダムタイプの素顔を隠した機体です。

「白のグリモア」とも呼ばれるオーヴェロンは、『機動戦士Zガンダム』に登場した「パプテマス・シロッコ」が、同作で描かれた「グリプス戦役」の後の時代を見据えて設計した機体で、シロッコの遺志を宿した高校生「マシロ・オークス」が乗ります。

 グリプス戦役が終結したのち、アナハイム・エレクトロニクス社に身を寄せた技術者の「トニオ・マンハイム」が、同社の協力によってガンダムタイプの見た目をした機体に仕上げ、同じくシロッコが設計した「PMX-003 ジ・O」を白くしたような増加装甲で偽装が施されました。前日譚『機動戦士ガンダム ヴァルプルギスEVE』を含めた作中でも「シロッコのガンダム」などと呼ばれています。

 またフルアーマー仕様の「オーヴェロン3号機」には「フルアーマー・&(アンパサンド)ガンダム」の別名も付けられています。

【画像】確かにひと目でガンダムだ…こちらが例の偽装された「ズゴック」と「ペーネロペー」の「中身」です(5枚)

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