『強殖装甲ガイバー』の最期ってどうなった? 映像化多数も未完結だった
現状の最終巻・32巻で高屋良樹先生はやる気を見せていた

しかし現状、連載はストップしており、単行本も2016年に発売された32巻以降は発売されていない状況です。単行本は顎人が巨人殖装を強化した「ギガンティックXD」で獣神将「ジャービル・ブン・ハイヤーン」や「ラグナク・ド・クルメグニク」と交戦し、決着が付いたらしき場面がラストとなっており、実に気を持たせた形となったまま時間だけが経過してしまいました。
32巻の巻末には高屋先生の対談が掲載されており、連載31年目の抱負をたずねられた先生は「今年も何もまず完結させないと」と意気込みを語っています。しかし連載は前述の通り中断しており、公式な発表は何もない状況です。
なお、長期連載された人気作だけあって映像化の機会が多かったのも『ガイバー』の特筆すべき点だと言えます。初の映像化は1986年にOVAとして制作された作品を劇場で小規模公開したものでした。本来は男性だったガイバーIIが女性として登場するなどオリジナル要素が含まれていますが、このアイデアは後に原作側にフィードバックされています。
1989年にはOVA化(第1期)が行われており、こちらではクロノス日本支部壊滅までが全6話で描かれました。なお、脚本を担当したのは、後に『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』の原作を務める三条陸氏です。1992年にはOVA(第2期)が発売され、アプトムとの一応の決着までが映像化されました。
2005年にはWOWOWで全26話のTVアニメが放送され、原作の10巻に当たるアルカンフェルとの戦いで傷ついたガイバーIがギガンティックの力を得て復活するところまでが描かれました。現状ではこの作品が最も長い映像化となっています。
また、海外で実写化もされており、『GUYVER』と続編の『GUYVER DARK HERO』の2本が製作されました。殖装シーンも含めてガイバーの表現はかなり生々しく、生物感に満ちあふれているのが特徴と言えるでしょう。
これだけの映像化に恵まれたという点からも、『ガイバー』は多くの人に愛されてきたことが分かります。『ガイバー』に出会えたことは幸せだったと実感し続けるためにも、ぜひ連載を再開していただきたいと切に願います。
(早川清一朗)


