マグミクス | manga * anime * game

未完となった『銀河鉄道999』エターナル編 別作品で描かれた「結末」でメーテルは…?

『銀河鉄道999』の物語は原作マンガのほかアニメなどで描かれ、2023年に松本零士先生が亡くなられたことで未完に終わりました。果たして物語の最後を飾る「エターナル編」は、どのようなラストを迎えたのでしょうか。

「苦難の旅」が示唆されたところで、連載終了に

銀河を走る999号とメーテルの姿が描かれる、「銀河鉄道999 4Kリマスター版」(東映)
銀河を走る999号とメーテルの姿が描かれる、「銀河鉄道999 4Kリマスター版」(東映)

 松本零士先生の没後初となる大規模展示会《「銀河鉄道999」50周年プロジェクト 松本零士展 創作の旅路》が、2025年6月20日に六本木ヒルズ・東京シティビューで開幕しました。初期作品を含む300点以上の原画や初公開資料が展示されています。

 銀河鉄道に乗って惑星から惑星へと旅を続ける『銀河鉄道999』は、松本零士先生のライフワークともいわれる壮大な物語です。そのマンガ版は、1977年から「少年キング」(少年画報社)で連載されました。のちに「アンドロメダ編」と呼ばれる最初の連載が一度は完結するも、1996年から「ビッグゴールド」(小学館)で、続編の「エターナル編」が始まります。しかし、2023年の松本先生の逝去により、同作は未完となってしまいました。このエターナル編は、どのような終わりを迎えたのでしょうか。

 まず、最初の連載であり、さまざまなアニメ作品でも描かれたアンドロメダ編は、主人公の「星野鉄郎」が銀河超特急「999号」に乗り込み、謎の美女「メーテル」とともに無料で機械の体をくれるというアンドロメダ星雲の星を目指して旅をします。媒体によって差はあるものの、999号が目的地へとたどり着くも、鉄郎は機械の体を拒否し、異なる行先へ向かうメーテルと別れを告げる……というのが作品の大まかな流れです。

 続くエターナル編は、地球に戻っていた鉄郎がメーテルと再会し、新たなる運命を背負った鉄郎たちが惑星エターナルを目指すところから始まります。さまざまな停車駅での物語を経た最終回では、エターナルへと向かう道中で人の心を食らう魔女がいるトンネル惑星に入り込む……という展開が描かれました。魔女に騙された鉄郎たちが目を覚ますと、999号は壊れたトンネル惑星を後にして次の目的地を目指すところでした。

 銀河鉄道の運行を管理する総司令官「レイラ・ディスティニー・シュラ」は、999号の旅に待ち受ける苦境について「この先恐るべき相手が次々に現れる……トンネル惑星はその予告編にすぎない」と、平穏無事でないことを示唆しています。しかし、松本先生が亡くなられた現在、どんな困難が999号の旅路に待ち受けていたのか知るすべはありません。

 アニメでも、エターナル編をもとにした『銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー』が1998年に公開されましたが、原作の途中までしか描かれていません。

 残念ながら松本先生による続きを見ることは叶いませんが、松本先生が原作・総設定・デザインを手掛けた島崎譲先生のマンガ『銀河鉄道999 ANOTHER STORYアルティメットジャーニー』があります。

惑星エターナルを目指す鉄郎たち 太陽系を救うために「大きな代償」が?

『銀河鉄道999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー』の最終回が掲載された、「チャンピオンRED」2025年4月号(秋田書店)
『銀河鉄道999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー』の最終回が掲載された、「チャンピオンRED」2025年4月号(秋田書店)

 同作は、アニメ映画2作目『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』の続編としてアンドロメダ編から続く物語が描かれています。2018年から連載が始まり、2022年には島崎さんの体調不良で休載がありましたが、2025年に物語が完結しました。

 同作の終盤では、太陽系の復活を目指して惑星エターナルを目指すなか、メーテルと鉄郎は因縁の相手である新機械化帝国の指導者「ダークナス」や黒騎士「ガイゼル」との戦いに終止符を打ちます。そして、惑星エターナルを母星とする光と時の女神「フォトン」によって太陽系の復活という目的を果たすのです。

 しかし、その復活には大きな代償を支払う必要があり、メーテルは自らの身に宿した力を解き放って消えてしまいます。生まれ変わった地球のどこかにメーテルがいると信じた鉄郎は、彼女との再会を願って新たな旅に出るのでした。

(LUIS FIELD)

【画像】えっ、どっちも良いな! これが2人の先生による美しい「メーテル」です(4枚)

画像ギャラリー

LUIS FIELD

マンガやアニメをこよなく愛するライターが多く在籍する編集プロダクションです。幅広い年代が所属し、レトロ系から新作までおさえた「語りたくなる」記事を心がけています。

LUIS FIELD関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

マンガ最新記事

マンガの記事をもっと見る