見た目「ゼアス」みたいな新作「ウルトラマンオメガ」のアツいポイントは? 「まさかのセブン形式」
一見して「ウルトラマンゼアス」に似ている新作『ウルトラマンオメガ』ですが、実際は『セブン』寄りかもしれません。
今回は『ウルトラマン』形式か『ウルトラセブン』形式か

2025年7月現在、ウルトラシリーズ最新作『ウルトラマンオメガ』が絶賛放送中です。『オメガ』が発表された当初、何よりも注目されたのはウルトラマンオメガの「顔」でした。なんと、彼の顔は「赤」で、さらに青い眼が光っています。
この、特徴的なデザインに対し、SNSは大盛り上がりでした。そのなかで多かったのが、「『ウルトラマンゼアス』を思い出す」といった感想です。
『ウルトラマンゼアス』とは、1996年に劇場公開された「出光興産」とのタイアップ作品でした。そこで登場した「ゼアス」の顔は、ウルトラ戦士にしては珍しく、真っ赤な顔をしていたのです(実際、筆者も最初にオメガを見た時はゼアスを思い出しました)
ところが、いざ『ウルトラマンオメガ』の放送が開始されると、良い意味で裏切られました。SNSも大盛り上がりだった第1話を見る限り、この『ウルトラマンオメガ』は久々の『ウルトラセブン』形式だったのです。
大きくウルトラシリーズとくくっても、「ウルトラ戦士」の地球上でのあり方は2種類に分かれます。ひとつ目は、『ウルトラマン』形式です。「ウルトラマン」と「ハヤタ隊員」の関係のように、地球人とウルトラ戦士が一心同体となって、地球の平和を守る形式のことを指します。『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンA』『ウルトラマンタロウ』などが、こちら側です。
もうひとつが『ウルトラセブン』形式です。こちらでは「ウルトラセブン」が「モロボシ・ダン」という青年の姿をしていたように、ウルトラ戦士が地球人に変身し、正体を隠しながら、脅威に立ち向かうことになります。
この形式は『ウルトラ』シリーズ全体だとやや少なく、昭和シリーズだと『ウルトラマンレオ』や『ウルトラマン80』が該当します。その後、しばらく『セブン』形式は途切れますが、2006年放送の『ウルトラマンメビウス』で復活しました。本作を以て『セブン』形式は、ある種の大団円のようなクライマックスを迎えます(ちなみに『ウルトラマンゼアス』も、『セブン』形式です)。
その後、変身形式は徐々に複雑化していきました。2017年放送の『ウルトラマンジード』は、主人公の「朝倉リク」が自らを「ウルトラマンジード」だと知らぬままに育った、という『セブン』形式の離れ業を披露しています。
さて、時代は令和に移り、ウルトラシリーズも続々と新作が発表されてきましたが、『セブン』形式の作品は、なかなか制作されませんでした。そして2025年、満を持して『ウルトラマンオメガ』が登場しています。
『ウルトラマンオメガ』は「記憶を失った宇宙人」として地球に来訪した「ウルトラ戦士」であり、地球では「オオキダ ソラト」という名前です。さらに、頭部には赤いブーメラン型の武器、「オメガスラッガー」を装備しています。まさか令和でここまで『セブン』形式が作られるとは、ファンとしてはただただうれしい限りです。
7月5日から放送が始まったばかりの『ウルトラマンオメガ』1話は、YouTubeのウルトラマン公式チャンネルや、TSUBURAYA IMAGINATIONほか各種配信サービスで観ることができます。
(片野)
