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「ウルトラの星」=「光の国」? 歌詞でややこしい「住所の表記揺れ」問題 公式の答えは

ウルトラマンたちの故郷は、「光の国」といわれることもあれば、「ウルトラの星」と呼ばれることもあります。さてウルトラ戦士たちの住所表記は、どうすれば良いのでしょう。

「ウルトラの国」というワードもあるのでややこしい

『帰ってきたウルトラマン』主題歌では「ウルトラの星」という歌詞が登場。画像は「ウルトラマン生誕40周年記念 ウルトラサウンド殿堂シリーズ(4) 帰ってきたウルトラマン」(日本コロムビア)
『帰ってきたウルトラマン』主題歌では「ウルトラの星」という歌詞が登場。画像は「ウルトラマン生誕40周年記念 ウルトラサウンド殿堂シリーズ(4) 帰ってきたウルトラマン」(日本コロムビア)

『ウルトラマン』の主題歌には、「光の国から ぼくらのために」という有名な一節があります。一方、『帰ってきたウルトラマン』の主題歌は、「君にも見える ウルトラの星」という詞で始まりました。さて、この「光の国」と「ウルトラの星」は、同じ意味なのでしょうか。

 ウルトラマンの住所の表記揺れともいうべき、このささやかな疑問に関して、夏休み中の子供に聞かれても答えられるよう、整理していきましょう。

 まず、初代「ウルトラマン」の設定を確認します。公式サイトのプロフィールによると、ウルトラマンの故郷は「M78星雲・光の国」です。たしかに、『ウルトラマン』第1話の時点で、本人が「ハヤタ隊員」に「M78星雲の宇宙人だ」と自己紹介していました。ウルトラマンの故郷を問われて迷った際は、「M78星雲のなかの星」と言っておけば間違いないでしょう。

 やはり、気になるのは「光の国」と「ウルトラの星」の関係です。字面で見ると「国」と「星」ですから、「ウルトラの星」のなかに、「光の国」という都市があるようにも思えますが、実際のところどうなのでしょうか。作中の表現を見ていきましょう。

『帰ってきたウルトラマン』第51話(最終話)にあたる「ウルトラ5つの誓い」で、「郷秀樹」隊員が地球を離れるときのセリフに注目です。「次郎」少年に「どこに行くの?」と尋ねられた際、郷は「故郷だ」と答えました。物語を締めくくるナレーションでも、「こうしてウルトラマンは去っていった」という表現に留まっています。

 この際は、「ウルトラの星」も、「光の国」も使用されていませんでした。この時点ではまだ定まっていなかった可能性もあり、なかなか歯痒いところです。

 さらに『ウルトラマンタロウ』第24話「これがウルトラの国だ!」では、サブタイトルの通り「ウルトラの国」という用語も登場します。「ウルトラの星」ではなく、「ウルトラの国」です。シリーズが長期化し、設定も増えたことで、いよいよ線引きが曖昧になってきました。

 ここは、公式に頼りたいところです。幸いなことに、円谷プロの公式X(旧:Twitter)が2023年9月12日「宇宙の日」に、次のような投稿をポストしています。

「// #光の国 // 地球から300万光年離れたM78星雲に存在する別名: #ウルトラの星」

 明瞭です。つまり、「光の国」はウルトラ戦士たちが住まう都市のみを指すわけではなく、惑星全体の名称だったのです。そして、その別称が「ウルトラの星」ということでした。「地球の約60倍の大きさで約180億の住人たちが暮らしている」とのことで、相当巨大な星のようです。

『ウルトラマン』と『帰ってきたウルトラマン』の主題歌は、同じ場所のことを歌っていた、と言えるでしょう。ちなみに、「ウルトラの国」はウルトラの星のなかの大都市のことのようです。

(片野)

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