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ウルトラ兄弟が並ぶと目立つ「カラータイマーがない」セブン 代わりの機能と後付けの理由とは

エネルギーが消耗すると点滅! だけど、さじ加減は微妙

ウルトラ6兄弟を主題としたオリジナルストーリーの舞台『ウルトラ6兄弟 THE LIVE in 博品館劇場』。2019年から2020年にかけて上演された。ウルトラマン、ウルトラセブン、ゾフィー、ウルトラマンジャック(新マン)、ウルトラマンエース、ウルトラマンタロウが共演 (C)円谷プロ
ウルトラ6兄弟を主題としたオリジナルストーリーの舞台『ウルトラ6兄弟 THE LIVE in 博品館劇場』。2019年から2020年にかけて上演された。ウルトラマン、ウルトラセブン、ゾフィー、ウルトラマンジャック(新マン)、ウルトラマンエース、ウルトラマンタロウが共演 (C)円谷プロ

 ただ、第11話がきっかけとなったのか、新しい設定が第25話「零下140度の対決」で生まれます。セブンの故郷「光の国・M78星雲」に冬がないことに目を付けた「ポール星人」は、「ウルトラ警備隊」基地周辺に大寒波をもたらしました。狙い通り、セブンには「寒さ」という弱点があったのです。

 凍結怪獣「ガンダー」とカプセル怪獣「ミクラス」を戦わせ、主人公「モロボシ・ダン」はセブンに変身しますが、すぐに緑のビームランプが点滅します。ここで、ナレーション説明が入ります。

「寒さと戦うため、著しくエネルギーを消耗したウルトラセブンには戦闘能力がなかった。セブンは残り少ないエネルギーで太陽の近くまで飛び、エネルギーを補充しなければならなかったのだ」

 そして、セブンは雲を突き抜け、太陽エネルギーを補充して地上に戻ると、ガンダーを倒します。極寒に立つセブンのビームランプは、すでに激しく点滅していました。

 これで、正式にビームランプの点滅の設定が固まりました。番組も3クール目を迎えるにあたり、なにか新展開が欲しかったのかもしれません。ウルトラマンのように活動時間を知らせるのではなく、あくまで「エネルギー消耗」のバロメーターとして機能するようになり、これ以降の残り24話中、少なくとも5回のビームランプ点滅シーンがありました。

 ただし、警告音が鳴らないので、点滅を目視できないセブンが身の危険を理解できていたのかは不明です。

 ひとつ疑問なのは、誰が見てもエネルギーの消耗が激しかった最終話「史上最大の侵略(後編)」で、双頭怪獣「パンドン」と対戦した際は、なぜかビームランプは点滅しませんでした。これはファンのあいだでも、ミステリーとされています。

ウルトラシリーズとして設定が増えた

『ウルトラセブン』本放送終了後、『帰ってきたウルトラマン』からは、シリーズとして世界観がつながり、「ウルトラ兄弟」などの設定が生まれました。後年に付け足されたセブンのプロフィールでは、「カラータイマーは地球に長期滞在する際に手術で取り付けられるものであり、恒点観測員のセブンには本来必要のないものだったため、ビームランプがその代わりを務めている」という風に説明されました。ファンに対する、優しい配慮だったように思います。

 余談ですが、『ウルトラセブン』本編で使用されたビームランプの機能は、「エメリウム光線」のほかに、敵の攻撃を打ち消す「無力化光線」、カプセル怪獣「ウインダム」の頭脳を正常にするため放った「エメリウム覚醒光線」の3つが確認されています。

(玉城夏)

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