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視聴者を良い意味で裏切った傑作アニメ3選 「ふざけたアニメかと…」「泣かされた」

はじめは「よくあるラブコメ」「子供向けアニメかな?」と思っていたら「全然違った」。アニメ界隈には、そんな後半から一気に化ける作品が数多く存在し、いまなおネット上で語り草になっています。

2周目の伏線チェックも醍醐味!

画像は2023年に小説『電脳コイル』初の電子書籍化、全13巻配信が決定した際に解禁されたビジュアル。 (C)磯 光雄/徳間書店・電脳コイル製作委員会
画像は2023年に小説『電脳コイル』初の電子書籍化、全13巻配信が決定した際に解禁されたビジュアル。 (C)磯 光雄/徳間書店・電脳コイル製作委員会

 アニメが大量に放送されるいまの時代、視聴者のなかには「最初の数話で見る・見ないを判断する」という人も多いのではないでしょうか? 確かに取捨選択は大切ですが、なかには後半から一気に化けるアニメも存在します。それを知らずに視聴をやめてしまうのは、少々もったいないかもしれません。

●ハーレムアニメの皮を被った純愛ストーリー

 2022年放送のアニメ『恋愛フロップス』は、AIが普及した世界を舞台に、5人のヒロインたちとの恋愛模様を描いたラブコメ作品です。彼女たちはいずれも主人公「柏樹朝(CV:逢坂良太)」の花嫁候補で、誰と結婚するのか、その答えを決めるための共同生活が描かれています。

 序盤はまさにハーレムアニメそのもので、作中にはムフフなハプニングも満載です。同時に朝が学校の席や友人の名前を忘れているなど、どこか引っかかる違和感も散りばめられており、物語は第8話を境に思わぬ展開を見せます。

 詳細はあえて伏せますが、当時のネット上には「えっ、全部ひっくり返ったんだけど……」「ふざけたアニメかと思っていたら全然違った」「まさかここに来て泣けるアニメになるとは」といった声が相次ぎ、ラブコメとして見始めた視聴者をいい意味で裏切りました。まだ本編を観たことのない人は、とにかく第8話まで視聴することをおすすめします。

●すべての点がつながる瞬間に鳥肌!

『けものフレンズ』のたつき監督が手がけたアニメ『ケムリクサ』は、まるでディストピアのような世界を舞台に、「りん(CV:小松未可子)」たち3姉妹が、正体不明の脅威と戦っていくSF作品です。ある日、彼女たちの前に「わかば(CV:野島健児)」という記憶喪失の青年が現れたことで物語が動き出します。

 なぜ世界は荒廃しているのか、なぜりんたちだけがここで生活しているのか。多くのことが説明されないまま物語が進んでいくため、視聴者は突然この世界に放り込まれたわかばと同じ目線で、彼女たちの旅路を追うことになります。

 そしてターニングポイントとなるのが第11話です。同話で明かされる真実はあまりにも悲しく切ないものですが、すべての点がつながっていく感覚は、まさに「感動」のひと言に尽きます。世界観がいまいち理解できず、途中で離脱してしまったという人は、この機会に再挑戦してみてはいかがでしょうか?

●子供向けと侮るな! 二転三転の重厚SF

 磯光雄監督の代表作『電脳コイル』は、当時誰もが想像し得なかった「AR(拡張現実)のある暮らし」が克明に描かれた作品で、2007年にNHK教育テレビで放送されました。

 本作を語るうえで欠かせないのが、「電脳メガネ」とよばれるデバイスです。メガネをかけると、実際の街並にバーチャルな街並が重なって映し出され、ゲームをしたり電脳ペットを飼ったり、電脳世界で遊ぶことができます。

 物語の中盤までは、この電脳メガネを駆使する子供たちのドタバタ劇が中心で、本作を子供向けSFコメディと認識していた人も多かったでしょう。しかし物語の根底には「4423」という謎の数字が潜んでおり、第16話でその一端が明かされると、一気にシリアスな展開へと転じます。

 ネット上には「子供向けアニメの体裁をとったハードSF」「SFコメディだと思ったら後半でめちゃくちゃ裏切られる」といった声が多く、さらにその先で待ち構える「もうひとつのどんでん返し」も多くの視聴者に衝撃を与えました。子供も大人も引き込む深いテーマ性と構成力で、放送から十数年経ったいまもなお語り継がれる傑作です。

(ハララ書房)

【画像】えっ『ガンダム』『エヴァ』も!? 『電脳コイル』監督が過去に携わった名作に驚愕(5枚)

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ハララ書房

エンタメ記事専門の編集プロダクション。漫画・アニメ・ゲームはもちろん、映画やドラマ、声優にも精通。メイン・サブを問わず、カルチャーの最前線を追いかけていきます。

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