マグミクス | manga * anime * game

復活する『炎のチャレンジャー』が視聴者参加型でないワケ 元・参加者だった筆者が現場で聞いた「本音」

「視聴者参加型番組」が激減した理由にも? 制作関係者の「本音」

 TV関係者の漏らした本音。それは「一般参加者はリアクションが薄い」「面白い画面が作りづらい」というものでした。そういう点から、どうしてもリアクションが上手な芸人が使いやすいと聞いたことがあります。

 これに関して筆者もうすうす感じていました。自分が番組に参加する際は、わざとリアクション過多な行動を取ったものです。そこが気に入られ、その後にスタッフとして仕事を振られたのかもしれません。

 さらにいうと、90年代は芸人が増えてきた時期です。つまり一般視聴者と同じくらいの規模で芸人も選択できる状態にありました。こうなるとTV関係者の期待するようなリアクションができ、画面映えを意識する芸人が重宝されるというわけでしょう。

 もちろん、一般参加者にしかできない画面もいくつかあります。特に努力や感動といった部分は素人ならではの味があるものでしょう。いわゆる「演出のない」ドラマティックな展開というものです。

 もっとも、最近ではそこを芸能人が担うことも少なくありません。前述の通り、強弱のあるリアクションができる分、演技力のある人間の方が使いやすいというわけです。そうして、徐々に演技のできる芸能人がTV番組をにぎわせる役目を担うようになったのかもしれません。

 一方、最近ではTV出演ではなく動画配信という方法で人前に出る人も増えています。もちろん動画配信においても芸人たちが活躍していますが、手軽に始められるという点では、昭和・平成の頃のTV出演よりもハードルは下がっているのかもしれません。人前で目立ちたい程度なら、現代の方がたやすいわけです。

 ただ、これは筆者の体験談になりますが、視聴者参加番組の一般出演者どうしが控室で交流し、そこから親しくなることもありました。そういう点から、視聴者参加型番組でしか得られないものもあったと思います。それゆえに「視聴者参加」が少なくなるのは寂しいものではないでしょうか。

(加々美利治)

【画像】「えっ、こんなのあったんだ」「持ってた」 これが『炎のチャレンジャー』を原作とした「イライラ棒」製品です(4枚)

画像ギャラリー

1 2

加々美利治関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

ドラマ最新記事

ドラマの記事をもっと見る