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漫画家・まつもと泉氏追悼 小学生をドキドキさせた『きまぐれオレンジ☆ロード』

2020年10月6日、漫画家のまつもと泉氏が逝去しました。代表作は1984年から1987年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載された『きまぐれオレンジ☆ロード』。ギャグやバトルものがメインの「週刊少年ジャンプ」のなかでリアリティあふれる作品でした。

鮎川まどかが小学生をドキドキさせた『きまぐれオレンジ☆ロード』

『きまぐれオレンジ☆ロード』カラー版 第1巻(集英社)
『きまぐれオレンジ☆ロード』カラー版 第1巻(集英社)

 2020年10月13日、漫画家のまつもと泉氏が6日に亡くなっていたことが分かりました。代表作は1984年から1987年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載された『きまぐれオレンジ☆ロード』(以下、オレンジ・ロード)で、男女問わず多くのファンの心をつかみました。特にヒロインの鮎川まどかの人気は高く、日本のみならず、海外にもファンがいるほどの存在です。小学生の頃に『オレンジ・ロード』を読み、まつもと先生のファンとなったライターの早川清一朗さんが追悼します。

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 当時小学生だった筆者は、あるとき友達から借りた「週刊少年ジャンプ」に、『きまぐれオレンジ☆ロード』という、よく分からないタイトルの作品があることに気付きました。この時代の少年マンガは主人公や作品の舞台、重要なギミックとなる要素がそのままタイトルになっていることが多かったのですが、「きまぐれ」「オレンジ」「ロード」この3つの単語をどう読んでも、作品の内容は見当がつかなかったのです。

 どんなマンガなんだろう。そう思ってページをめくり読み始めたところ、黒髪の綺麗なお姉さんこと鮎川まどか(以下、鮎川)が嵐のなかで川に落ち、主人公っぽい男性こと春日恭介(以下、恭介)が後を追って飛び込んで行くシーンが目に飛び込んできたのです。

 一体どうなることかと思っていたら、鮎川を助け上げた恭介が、逃げ込んだ先の山小屋で、いきなり悪い顔をして鮎川の服の胸元を破り始め、その回は終わりました。まだ小さかった頃の筆者には何が何だか分かりませんでしたが、恭介の顔つきを見ただけで、何かよからぬことをしようとしていることは簡単に想像がつきました。

 次の回、結局よからぬことは起こらなかったのですが、このとき感じたドキドキは、『オレンジ・ロード』を筆者にとって重要な作品へと押し上げたのです。なお、この回は単行本の9巻に収録されている「キャンプでシェイク!の巻」だったことを後に突き止めました。

【画像】アニメも人気を博した『きまぐれオレンジ☆ロード』

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