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『鬼滅の刃』遊郭に潜入したのが「女性隊士」だったら?「柱」がいても苦戦した可能性

アニメ『鬼滅の刃 遊郭編』も好評のうちに放送を終了しましたが、『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴先生による作り込まれた世界設定やキャラクター造形が特に魅力的で、「イフ」を考察する題材としても最高峰の作品といえます。今回は「遊郭に潜入したのが女性隊士だったらどうなったか」をテーマに、考察していきます。

常識的に考えれば女性が潜入するはずだが……

女装した炭治郎たちが「音柱」宇髄天元とともに遊郭に潜入する『鬼滅の刃 遊郭編』キービジュアル  (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
女装した炭治郎たちが「音柱」宇髄天元とともに遊郭に潜入する『鬼滅の刃 遊郭編』キービジュアル  (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 大正時代風の世界を舞台に、「鬼殺隊」と人を殺し喰らう鬼との戦いが描かれる人気マンガ『鬼滅の刃』。アニメ「遊郭編」もSNSのトレンドに何度も入るなど、大好評で放送を終えました。

 その「遊郭編」は、主人公の少年・竈門炭治郎と、その同期である鬼殺隊士・我妻善逸、嘴平伊之助が、鬼殺隊「音柱」の宇髄天元に「女装」させられ、遊郭に潜入する……というストーリーです。「遊郭」とは、若い女性が性的サービスを行う場所なので、そこに潜入し、鬼の調査をする炭治郎たちは女装する必要があったわけです。

 とはいえ、鬼殺隊は「蟲柱」胡蝶しのぶなど、女性の鬼殺隊士も複数在籍していますから、女性隊士を潜入させた方が、調査をしやすかったはずです。

 実際、宇髄天元は「遊郭編」の冒頭で、女性隊士の神崎アオイを誘拐同然に連れ出し、潜入任務をさせようとしています。これは、炭治郎たちや栗花落カナヲ、なほ、きよ、すみによって制止されますが、天元は女性隊士に任務を遂行させたかったのです。

 もし、アオイが働く屋敷の主・胡蝶しのぶが在宅していたなら、しのぶに協力を要請したに違いありません(天元がしのぶの帰りを待たず、炭治郎たちを女装させたのは、潜入した妻たちと連絡が取れなくなって、内心よほど焦っていたのでしょう)。

 では、もし炭治郎たちの代わりに、女性隊士の胡蝶しのぶ、「恋柱」甘露寺蜜璃、栗花落カナヲが天元とともに潜入していたら(アオイは戦闘にトラウマがあるので、メンバーに含みません)、どうなったでしょうか。

情報収集や調査は意外と難しい?

 しのぶ、蜜璃、カナヲはいずれも美女ですから、恐らく花魁(おいらん)か、その見習いとして遊郭に潜入したでしょう。ただ、しのぶは潔癖で毒舌、蜜璃はウブ、カナヲはコミュ障ですから、情報収集に必要な周囲とのコミュニケーションが取れたか、怪しい部分もあります。

 また「嗅覚」「音感」「触覚」に優れていた炭治郎たちと違い、この3人は情報収集に必要な特技に乏しいため(カナヲの「視覚」は壁だらけの遊郭では、あまり役に立たないでしょう)、調査が遅くなり、犠牲者がもっと出た可能性も否定できません。特に、伊之助の野生の勘がないので、堕姫(だき)が補食用に捕らえていた天元の妻たちを見つけられない可能性も高いです。

 ただ、しのぶ、蜜璃、カナヲは「遊郭編」時点の炭治郎たちより戦闘力が高いと考えられます。劇中の善逸の代わりに誰が潜入したとしても、人間に偽装した堕姫が自分を攻撃した時点で鬼だと気づいたでしょう。善逸は堕姫の攻撃で気絶しましたが、この女性隊士たちなら誰であれ、気絶せずにその場で反撃に転じたと考えられます。

 堕姫の実力は、この時点の炭治郎たちよりは上ですが、音柱の天元によると「上弦の鬼としては弱すぎる」とのことなので「下弦の鬼よりやや上」程度の実力なのでしょう。

「下弦の壱」並みの実力があるという那田蜘蛛山の累でも、「水柱」富岡義勇にはほぼ無抵抗で斬られていましたから、柱であるしのぶ、蜜璃と、しのぶに近い実力があるカナヲであれば、堕姫の頸(くび)は斬れたと考えられます。堕姫は追い詰められれば、血鬼術で拘束した人間たちを解放し、力を自身に戻すと考えられるので、結果論として天元の妻たちも早い段階で助かったかもしれません。

【画像】「遊郭編」のifを考える…潜入したかもしれない女性隊士たち(5枚)

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