40代コロコロ中年、暴れるグラスホッパーを改造する! 大人のRCカーライフ(24)
「グラスホッパー」のリアにも手を加える

ここで試験走行……といきたかったのですが、急に雨に降られてしまったので、この日は諦めて前々からやろうと思っていたリア部分の改造を行うことにしました。グラスホッパーは非常に跳ね回りやすいマシンなのですが、この原因のひとつとして、リア部分のパーツ構成が他のマシンと比べると単純化されているため、地面ではねた時の衝撃がそのまま反映されてしまう点が挙げられます。
この問題を解決するため、今回はメカボックスをボディに固定しているパーツをホーネットのものに交換し、パーツのへこみの部分にシャフトを通して可動域を確保し、衝撃を吸収できるようにしました。この改造は以前からやろうと思ってパーツも購入していたのですが、なかなか手をつけることができなかったので、むしろ雨さまさまといったところでしょうか。
こういう改造をしていると、ホーネットとグラスホッパーのパーツは簡単に融通が利くので兄弟機なのだと実感します。いずれホーネットも組んでみたいものです。
さらに、リアへ3本目のダンパーを入れられるように、パーツを一部削っておきます。こちらは新しくダンパーを手に入れたら取り付けることになるでしょう。跳ね回りがさらに少なくなれば、かなり走行性が安定するはずです。
また、ボディを固定する支柱を止めていたイモネジが抜けやすくなっていたので、軽くドリルを入れてネジ穴を整え、長いイモネジに交換して補強しました。レース中にボディが外れたらみっともないですからね。
2時間ほどかけて、できる限りの改造を施したので、なんとか雨が止まないかと祈っていたのですが、雨レーダーで確認したところ望み薄と判明。仕方ないのでこの日はここでお開きにしました。多忙で日程をずらせないのは社会人のつらいところです。というか2022年の7月は雨が多すぎてスケジュール調整もかなり厳しい状況でした。梅雨が2回来るなんて聞いてないよ令和ちゃん。次回は適度に晴れて適度に涼しいことを期待します!
(早川清一朗)