昭和世代が愕然! 若者には伝わらないアニメ描写 「ぶら下げた寿司」を見た人はいるのか?
駅の伝言板に「XYZ」←意味わかる?

●人びとが伝言を書いた、駅の掲示板
スマホに先駆けて携帯電話が普及する前、駅の改札口近くに置かれていた掲示板は、知人友人どうしで連絡を取るために重要な役割を果たしていました。
「先にどこそこに行ってる」そんな走り書きのおかげで、待ち合わせに遅刻しても無事に合流できた記憶をお持ちの方も多いことでしょう。『シティハンター』では新宿駅東口の掲示板に「もう後が無い、助けてくれ」を意味する「XYZ」の文字を書きこむことが冴羽リョウへの依頼を意味しており、ストーリーが動き出す重要な要素となっていました。
1980年代には既に撤去が始まっており、現代の都心ではまず見かけることはありませんが、『シティーハンター』の新作劇場版が上映されるタイミングでイベント設置が行われることがあり、その際は膨大な数の「XYZ」が書き込まれるのが風物詩となっています。
●ぶら下げた寿司
昭和のアニメでは、酔っぱらったお父さんが寿司折りをぶら下げて帰ってくるシーンがしばしば描かれています。なぜお土産が寿司なのか。そしてなぜぶら下げているのか。疑問に思った方もいるのではないでしょうか。筆者はよく「落とさないのかな?」と心配していたことを思い出します。
あのシーンについてはお土産が寿司であることから、「寿司屋でお酒を飲んでいた」ことを意味しています。一応1950年代後半に回転寿司は登場していますが主流ではなく、今でもガッツリとお酒を飲む場所ではありません。
つまり「回らない寿司屋」で酒を飲んだことを示しているのです。家に帰らず同僚や上司、あるいは接待先と良いものを飲み食いしてきたお父さんが、家族たちにも美味いものを食べさせてやろうと、あるいは罪悪感からか持ち帰ったのがあのお寿司なのです。
なお、ぶら下げている理由については、お寿司が左右に偏らないようにするためとされています。それにしても、酔っぱらったお父さんは、きちんとお寿司を家に持ち帰れていたのでしょうか? 筆者の父親もよく持って帰ってきてくれたので深夜にほおばっていた記憶がありますが、ぶら下げていた記憶はありません。実際にぶら下げたお寿司を食べた記憶をお持ちの方はぜひお話を聞かせてください。
(早川清一朗)
※「冴羽リョウ」の「リョウ」の字は、正しくは「けものへん」にうかんむりのない「寮」ですが、機種依存文字のため、やむを得ずカタカナで表記しています。




