『シン・仮面ライダー』で庵野監督が言いたかったこと? キャッチコピーに隠された2つのアイテムとは
公開から1か月経っても『シン・仮面ライダー』は話題に事欠きません。注目ポイントは人それぞれですが、昭和ライダーの視点から見ていくと、あることに気づきました。それは庵野監督がキャッチコピーに込めたメッセージかもしれません。
注目されるふたつの重要アイテム

2023年3月18日から全国で一般公開されて以降、現在まで快調に興行成績を伸ばしている『シン・仮面ライダー』。この勢いで行くと、歴代『仮面ライダー』映画の興行成績トップを塗り替えると言われています。その人気の秘密はなんでしょう?
※本記事では、映画『シン・仮面ライダー』の戦闘シーンや敵キャラクターに関する具体的記述が含まれますのでご注意下さい。
筆者の周囲にも公開以来、劇場に繰り返し足を運ぶリピーターが何人もいます。それだけ『シン・仮面ライダー』という作品には魅力が詰まっているのでしょう。人によって惹かれる部分は違うと思いますが、筆者が注目した部分が大きく分けてふたつあります。
そのひとつが「バイク」にフォーカスを当てた点。仮面ライダーが「ライダー」たる所以(ゆえん)といっても過言ではありません。このバイクの見せ方が『シン・仮面ライダー』では特に注目の部分だと思います。
もともと仮面ライダーはバイクに乗って、その風圧を受けることで変身するヒーローでした。そのため、本作の主人公である本郷猛も仮面ライダーへの変身に必要だったのが、専用バイク「サイクロン」です。
劇中ではこれまで以上に、この変身シーンがスタイリッシュに描かれていました。サイクロンに立ち乗りして前身で風を受けて仮面ライダーに変身する本郷の姿は、細かいところまで原典をなぞっていた庵野秀明監督にしては珍しく大きく変更した部分です。それだけに印象的でした。
この他にもコウモリオーグ戦でサイクロンを使って見せた「より高いジャンプ」など、仮面ライダーがバイク乗りであるところを生かした迫力のアクションシーンが見られます。その一方で、本郷の後ろを自動でついてくるという可愛らしいシーンもありました。
こういったシーンについて、なぜ今になって注目するかといえば、昨今の『仮面ライダー』シリーズではバイクの活躍シーンがあまり見られないからです。さまざまな理由がありますが、前述の通り、仮面ライダーの「ライダー」とはバイク乗りだからこその名前。昨今の作品を否定する気は毛頭ありませんが、やはりバイクを相棒として戦うヒーローこそが仮面ライダーだとあらためて思いました。
賛否両論とは思いますが、11人の大量発生型相変異バッタオーグとの戦いは、原典である萬画版でのバイクアクションをモチーフとした戦いだったと思います。これを現代だからこそできるCGで再現したことで、よりスピード感あふれるシーンになったと思いました。
そういった点から、『シン・仮面ライダー』で筆者が注目したひとつはバイクによる仮面ライダーらしいアクションです。特にCGを駆使したことで、昭和から令和らしい雰囲気の作品となりました。なんでも「バイク乗りの人が共感した」という話も、SNS上で何件か見かけています。




