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『シン・仮面ライダー』の続編構想「仮面の世界」 反応が真っ二つに分かれたワケ

『シン・仮面ライダー』の舞台あいさつで突然飛び出した続編『仮面の世界』の構想がファンの間で話題になっています。萬画版の最終章だった『仮面の世界』について振り返ります。

庵野監督の言う『仮面の世界』とは?

公開中の映画『シン・仮面ライダー』主人公を立体化した「S.H.Figuarts シン・仮面ライダー』(BANDAI SPIRITS)
公開中の映画『シン・仮面ライダー』主人公を立体化した「S.H.Figuarts シン・仮面ライダー』(BANDAI SPIRITS)

 2023年3月18日から公開中の『シン・仮面ライダー』は、公開から1か月たった現在もさまざまな議論を呼んでいます。同作のラストシーンの描写から、「続編があるのでは?」と予測するファンも少なくありません。そして、そのアンサーは意外なところから発信されました。

※以下の文章には映画『シン・仮面ライダー』のネタバレと考察が含まれますのでご注意ください。

 それは、2023年4月9日に行われた「シン・仮面ライダー大ヒット御礼舞台挨拶」で庵野秀明監督が発言したコメントでした。それによると、『仮面の世界(マスカーワールド)』というタイトルの続編を構想しているとのことです。

 この爆弾発言ともいえるコメントに、ファンからはさまざまな意見が寄せられました。そして、この「続編」のタイトルを聞き、ファンの反応は大きくふたつに分かれました。「やはり」と思った往年のファンと、「どんな作品になるのか?」と期待する新しい層のファンでした。

 それは『仮面の世界』を知っているか、そうでないかの違いです。庵野監督のこの発言が出た時、舞台にあがっている方々のリアクションがいまひとつだったのが印象的でした。なぜならば、よほどのファンでもない限り、この『仮面の世界』というタイトルに聞き覚えがないからです。

 実は『仮面の世界』とは、原作者である石森章太郎(後の石ノ森章太郎)先生が描いた萬画版『仮面ライダー』の最終章(第6章)にあたる部分です。ちなみに映画『シン・仮面ライダー』では、第4章にあたる『13人の仮面ライダー』まで使われています。

 今回の『シン・仮面ライダー』では、この第4章のラストシーンをイメージした部分が最後に使われていたことから、上映を見終わった後に「ひょっとしたら続編があるかも」と思ったファンも少なからずいました。エンディング曲に「かえってくるライダー」が使われたことも、そう思わせるには十分な選曲でしょうか。

 それゆえ、前述したように庵野監督のコメントに対する意見が大きくふたつに分かれたわけです。もっともこの続編は決定したわけでなく、あくまでも庵野監督が構想しているというだけで、はっきりいえばリップサービスの類でしょう。もっとも庵野監督が口にしたということは「やりたい」とも考えられます。そのため、観測気球的にファンの反応を探る目的があったのかもしれません。

 そこで萬画版『仮面の世界』の物語をひも解いて、仮に映像化されたらどうなるのか? を考察します。

【画像】『シン・仮面ライダー』続編構想で、気になりすぎる作品・敵キャラたち(5枚)

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