開幕2秒で死! ファミコン時代の鬼難易度ゲームたち 「難しさの質」が今と違う?
高難易度ゲームに挑戦するゲーム実況動画が流行っていますが、ファミコン時代のゲームの難易度は現在のものとは全く質が異なるものでした。ゲームスキルを鍛えるだけでなく、「リアルでの情報収集」が必須だったからです。今のゲームの基準と比べると、理不尽感すらおぼえる作品を振り返ります。
大人でもクリアできないゲームがたくさんあった

2022年、失敗を繰り返しながら進んでいく「死にゲー」のひとつ『エルデンリング』が、世界の四大主要ゲームアワード全てでGOTY(The Game Award for Game of the Year)に選ばれました。高難易度ゲームが、最も支持されたゲームとして選ばれたのです。
今でこそ「死にゲー」は支持されていますが、ファミコン時代の高難易度ゲームは単に「難しい」だけではなく、理不尽をも感じさせるほどでした。ファミコン時代の鬼難易度ゲームについて振り返ります。
●開幕2秒で敗北!『トランスフォーマー コンボイの謎』
まずは『トランスフォーマー コンボイの謎』。プレイヤーはトレーラーと人型に変形する「ウルトラマグナス」を操り、全10ステージを踏破します。
本作が難しい原因は、敵弾の見づらさと速度、そして圧倒的な殺意です。敵の素早い攻撃が背景に紛れてしまい、スタートボタンを押してからわずか2秒で撃破されることもあります。独特の操作感もあって、ファミコン屈指の難易度を誇るアクションゲームだと言えるでしょう。
●とにかく難しい『魔界村』
『魔界村』は、スーパーファミコンやゲームボーイで続編やスピンオフが制作された、傑作アクションゲームです。しかし初代『魔界村』の難易度はかなりのものです。あまりにも敵の攻撃が激しいため、反射神経だけでは対応できません。あらかじめ敵の出現場所や適切な武器を覚えておかなければ、クリアは難しいでしょう。
当時はYouTubeはおろかネット環境もないため、攻略のお手本となるプレイ動画を手軽に見ることはできませんでした。みんなで一緒にコンティニューを繰り返しながら、少しずつ進んでいったものです。
●知らなければクリアできない『ドルアーガの塔』
アーケードゲームをファミコンに移植した『ドルアーガの塔』の難しさの質は、前述の2作品とは全く異なります。『ドルアーガの塔』は必要な情報が伏せられており、特定の条件を知らなければ絶対にクリアできないからです。まさに高難易度を超えて、理不尽とも言えるゲーム性です。全60ステージを完全に自力でクリアするのはまず不可能だと言えます。
ではどうやってみんなプレイしていたのかというと、アイテムのありかなどについて人づてに情報交換していたのです。クリアには、ファミコン版の発売から約半年後にリリースされた攻略本が欠かせません。




