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21世紀になっても増える「ウルトラ兄弟」結局何人いるの? 人によって数が異なるワケ

実は21世紀になってから明かされた兄弟の「新事実」

混乱のもとその2、80の扱い。兄弟入りしたのか否か、本編では不明のままだった。画像は「ウルトラ特撮 PERFECT MOOK vol.21 ウルトラマン80」(講談社)
混乱のもとその2、80の扱い。兄弟入りしたのか否か、本編では不明のままだった。画像は「ウルトラ特撮 PERFECT MOOK vol.21 ウルトラマン80」(講談社)

 第2期終了から5年後の1979年に、第3期「ウルトラ」シリーズが始まりました。その1作目となったのが『ザ☆ウルトラマン』です。ウルトラシリーズ初のアニメ作品であり、それまでのシリーズとは世界観がつながらない作品でした。そのためウルトラ兄弟とも関係はありません。

 その翌年に作られた『ウルトラマン80(エイティ)』は、作中でのウルトラ兄弟との共演はなかったものの、設定では「人間との触れ合いを経てウルトラ兄弟の仲間入りをする」とされていました。しかし、この設定が最後まで生かされることはなく、最終的にウルトラ兄弟の仲間入りをしたのか、当時は不明のまま最終回を迎えています。

 この後、「ウルトラ」シリーズはまたしても休息の時を迎えました。しかし、やがて再放送などでブームになると、前述の『ウルトラマン物語』といった劇場用作品が制作されます。こうしたブームの波がたびたび続きますが、「ウルトラ」シリーズのTV用作品は1996年の『ウルトラマンティガ』まで待つことになりました。

『ティガ』は過去の「ウルトラ」シリーズとは別世界の作品ということで、ウルトラ兄弟とは無縁のウルトラ戦士となります。そして、『ティガ』の次回作『ウルトラマンダイナ』以外の新作は、基本的に世界観をリセットして作られるのが定番となりました。

 この流れから外れたのが、「ウルトラ」シリーズ誕生40周年記念作品となった2006年制作の『ウルトラマンメビウス』です。『メビウス』では記念作品ということもあり、積極的に昭和の「ウルトラ」シリーズとの関連性を強調しました。つまり『80』までの昭和のウルトラ作品とつながる作品となったのです。

 そして、この『メビウス』で意外な事実が明かされました。DVDの解説冊子で「ウルトラマン80」が9番目のウルトラ兄弟となったことがわかったのです。約四半世紀ぶりに明かされた新事実でした。

 さらに最終回で「ウルトラマンメビウス」もウルトラ兄弟の仲間入りをし、オリジナルビデオ『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』では、『メビウス』に登場した「ウルトラマンヒカリ」も兄弟の一員となります。すなわち2024年現在のウルトラ兄弟の人数は11人となっているのです。

 もっとも現在では、前述の「ニュージェネレーション」もあって、ウルトラ戦士の栄光をたたえるカテゴリーはひとつとは限りません。それでもウルトラ兄弟という呼称およびカテゴライズには特別感があり、たびたび引用されることも多いものとなっています。

 特に近年では、ゾフィーからタロウの6兄弟は、彼らのみウルトラの父から授けられたブラザーズマントを着用する姿で登場するという、スペシャルな立場を強調する演出が成されていました。これは一説には、海外での版権問題を解消するための苦肉の策と考察する人もいます。

 ともかく現在は「ウルトラ11兄弟」となるわけですが、今後も名前を連ねるウルトラマンが現れるのでしょうか。雑誌の記事展開では、セブンの息子である「ウルトラマンゼロ」の兄弟入りが検討されているという記述がありました。もしもそうなればセブンとゼロ、実の親子でありながら兄弟という、ダブルスタンダードになりますね。

(加々美利治)

【画像】「えっ…顔ぶれ違わない?」 こちらが昭和&平成「超ウルトラ8兄弟」です

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