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暑さで頭やられちゃった? 「様子のおかしい妹」が24夏アニメで大暴れ

2024年夏アニメには、兄や姉を大切に思うあまり、予想外の行動をとる妹たちが多数登場しています。夏に大暴れしている「とち狂いすぎな妹キャラ」をみてみましょう。

兄&姉のためにそこまでするか?

姉への愛が思いもよらぬ方向に暴走している虎視餡子。画像は『しかのこのこのここしたんたん』第3巻の表紙(著:おしおしお、講談社)
姉への愛が思いもよらぬ方向に暴走している虎視餡子。画像は『しかのこのこのここしたんたん』第3巻の表紙(著:おしおしお、講談社)

 2024年夏アニメは、個性的な作品が豊作です。個性的なのは、世界観やストーリーだけではありません。一度見たら忘れられないほど強烈なキャラクターも見られます。例えば姉や兄への愛が深すぎて思わぬ方向に暴走している妹たちです。今回は2024年夏アニメのなかから、よりすぐりの「とち狂いすぎな妹キャラ」をみてみましょう。

 まずは女子高生たちがシカ部という謎の部活で過ごす日々を描いた『しかのこのこのここしたんたん』から、「虎視餡子」に注目してみましょう。主人公の「虎視虎子」の妹でなぜか常にクナイを持ち歩いています。

 餡子は虎子から「メンヘラ彼女か」と呼ばれるほど、過激な思想と行動の持ち主です。第2話「シカ・ミーツ・暗ガール」では、シカ部部員の「鹿乃子のこ」に何度も暗殺を仕掛けました。姉との時間を1秒でも奪われたくないという理由で、のこに嫉妬しています。

 続いては、クラスメイトのロシア語でのひと言にドキドキさせられるラブコメ『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』に登場する「周防有希」です。生徒会に所属する優秀な人材で、普段はおしとやかな所作とお嬢様口調で振る舞っています。

 しかしその正体は、主人公「久世政近」の妹でした。学校にいるときは、とある理由で政近の幼なじみとして接していますが、家ではラフな服装でソファに寝転がってマンガを読むなど、お嬢様イメージとは大きく異なる姿を見せています。第2話「幼馴染とは?」では、兄に寝起きボディプレスを仕掛けるなど、独特の距離感で接していました。妹でもありオタク友だちでもある、個性的な人物だといえます。

 最後は、想い人にフラれてしまった「負けヒロイン」たちとの青春を描いた『負けヒロインが多すぎる!』から、「温水佳樹」をみてみましょう。主人公の「温水和彦」の妹で、兄を「お兄様」と呼び慕っています。家では自分の部屋よりも、和彦の部屋に滞在することが多いようです。

 佳樹は和彦に友達がいないことを過度に心配しており、学校での過ごし方などをアドバイスしてきました。そのため第3話「戦う前から負けている」で和彦が文芸部の合宿に行くと知ったときには、思わず飛び跳ねて喜びを表現しています。さらに赤飯を炊いてお祝いしようとするほど、和彦の成長をうれしく感じていました。

 兄や姉への愛を、独特な方法で表現している妹たちは、ときに行き過ぎた行動に出ることもありますが、それも相手を大切に思っているからこそです。これからも個性的すぎる妹たちを、ほほえましく見守っていきましょう。

(ハシビロコ)

【画像】兄のキャラ弁を手作り? こちらはとんでも行動を繰り返すかわいいのに残念な妹です(4枚)

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