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「どうせウルトラマンが助けに来る」子供の言葉に危機感… 「神回」誕生の舞台裏

「他人任せ」な人間に育ってほしくなかった?

ピグモンは科特隊に危機を知らせ、身をもって科特隊と一般市民を守る活躍を見せた。画像は「HGシリーズ ウルトラマン ソフビ道 其ノ三 ピグモン」(バンダイ)
ピグモンは科特隊に危機を知らせ、身をもって科特隊と一般市民を守る活躍を見せた。画像は「HGシリーズ ウルトラマン ソフビ道 其ノ三 ピグモン」(バンダイ)

 あるとき、脚本家である金城哲夫先生は「ウルトラマンごっこ」で遊んでいる子供たちを見かけました。そのうちのひとりが、逃げもせず簡単に怪獣役の子に捕まったので、金城先生は「そんなことじゃダメでしょ」などと声をかけました。すると、その子から意外な言葉か返ってきました。

「いいんだよ、すぐウルトラマンが助けに来るから」

 金城先生は、「これではいけない」と思い、「小さな英雄」を執筆したといいます。

 TV番組には影響力があります。「ウルトラマンが必ず助けてくれる」ということを子供たちが現実的に受け止めたら? 困ったことがあっても「両親が助けてくれる」、学校でトラブルがあっても「あいつが解決してくれる」。

 そんな、努力もせず他人任せで神風主義な人間に育つかもしれない。金城先生はそう案じ、「自分ができることを一生懸命精やることで、周囲の人たちから認められる」、そんなメッセージを投げかけたのだと思います。

「ウルトラマンシリーズ」では、地球側の特捜チームが毎回設定され、同じように存在意義が問われる場面もありまです。しかし、「小さな英雄」で、その答えは証明済みです。だから特捜チームは、ウルトラマンが来ようが来まいが、常に全力で敵と戦うのです。

※本文の一部を修正しました。(2025.5.17 08:33)

(玉城夏)

【画像】ウルトラマンに似せた色が良い! これがゴキゲンな科特隊のメカたちです(8枚)

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