歴代『戦隊』魅惑のビキニアーマー姿に「今じゃムリ」 大人も魅了した「悪の女幹部」たち
正義のヒーローと戦う敵組織にも、忘れられない魅力的なキャラクターが存在します。特に美貌と悪のカリスマ性を兼ね備えた「悪の女幹部」たちは、大胆な衣装や複雑な設定で多くのファンを魅了してきました。
忘れられない「顔出し女幹部」たち

長年にわたって愛され続ける「スーパー戦隊」シリーズ。正義のヒーローたちの活躍に胸を躍らせる一方で、敵側にも忘れられない魅力的なキャラクターが数多く存在します。特に印象深いのが、美貌と悪のカリスマ性を兼ね備えた「悪の女幹部」たちです。
今回は、特にファンの記憶に深く刻まれた3人の女幹部にスポットを当ててみましょう。
●貝をモチーフにした美貌の操舵士『星獣戦隊ギンガマン』シェリンダ(演:水谷ケイ)
1998年に放送された『星獣戦隊ギンガマン』で登場したのが、魔獣要塞ダイタニックの操舵士を務めるバルバンNo.2の女海賊「シェリンダ」です。
白く光る長髪と、貝をモチーフとしたセクシーなビキニアーマーという大胆なコスチュームは、当時の視聴者に強いインパクトを与えました。シルバーやパールホワイトで統一された地色に、アクセントとして赤を配したデザインは、まさに貝殻の美しさを体現しています。
演じたのは水谷ケイさん。美貌に反してわがままで血の気が多く、プライドの高い性格を見事に表現しました。とくに「全宇宙の男を跪かせた」と自負する彼女が、左腕と自身のプライドを傷つけた「ギンガグリーン」の「ハヤテ」を執拗に付け狙う姿は印象的です。最後はハヤテとの一騎討ちで疾風一陣を浴びて致命傷を負いながらも、「私の勝ちだ…」と言い残して散った壮絶なラストは語り草となっています。
ファンからは「悪い綺麗なお姉さん、大変セクシーでいい感じ」「多分初めて魅力を感じた特撮女性キャラ」といった声が寄せられています。
●洗脳された元恋人の悲劇『鳥人戦隊ジェットマン』マリア(演:丸山真穂)
1991年に放送された『鳥人戦隊ジェットマン』に登場した「マリア」は、「スーパー戦隊」史上最も切ない運命を背負った悪の女幹部として記憶に残るキャラクターです。
その正体は、元地球防衛軍スカイフォース隊員で、「レッドホーク」こと「天堂竜」の恋人だった「藍リエ」。侵略者であるバイラム襲撃の際に次元の歪みに吸い込まれ、幹部のひとり「ラディゲ」の洗脳を受けて悪の幹部となってしまいました。かつてのリエはピアノを愛する心優しい女性でしたが、洗脳されて以来、激しい闘争心を持った好戦的な性格へと変貌します。
万能スティック・ネクロッドを武器とし、恋人だった竜も倒すべき仇敵としか認識しなくなった彼女でしたが、ピアノの腕は全く衰えておらず、その美しい演奏は、バイラム幹部の「グレイ」を惹きつけました。洗脳前の記憶がフラッシュバックして苦しむ様も描かれ、視聴者の心を揺さぶりました。
最終的にはラディゲの策略により血のヒトデに寄生されるものの、竜の呼び掛けによって解放され、リエとしての記憶と姿を取り戻します。しかし悪事を働いた記憶も残ってしまい、自分を許せなかった彼女は、ラディゲに一矢報いようとするも返り討ちにされ、グレイに看取られながら涙を流して息を引き取りました。
演じた丸山真穂さんの繊細な演技が、この複雑な役柄に深みを与えました。とくにラストシーンについては「丸山さんの演技に心動かされた」「最期がもういろいろ切ない」といった声が上がっています。
●感情を知らない冷酷な秘書官『魔進戦隊キラメイジャー』ヨドンナ(演:桃月なしこ)
2020年に放送された『魔進戦隊キラメイジャー』の第25話から登場した「ヨドンナ」は、「スーパー戦隊」シリーズでは8年ぶりの顔出しの女性幹部として注目を集めました。
彼女は、ヨドン皇帝直属の忠実なる秘書官で、軍服をモチーフとした青いコスチュームが印象的です。一人称は「ボク」で、手にしたムチ「悪漢鞭(あっかんべん)」でヨドン軍の兵士たちを強制的にパワーアップさせる恐ろしい能力を持っています。
人間の「笑い」という行為が理解できず、感情表現に乏しいクールな性格が特徴的でした。しかし怒りの感情だけは持ち合わせており、限界に達すると豹変して口調が荒くなり、相手を激しく罵倒する二面性を見せました。敵を挑発するように舌を出す癖があり、その際にカラスの鳴き声が響く演出も話題となりました。
興味深いのは、その正体がヨドン皇帝の「舌を出した青い略奪の邪面」から生まれた別人格であったということです。最終的には皇帝の心の弱さの象徴として切り捨てられ消滅しますが、あまりの人気ぶりに後にスピンオフ作品「ヨドンナ」シリーズが4作品も制作されました。
演じたのは、コスプレイヤーやモデル、女優として活躍する桃月なしこさん。ファンからは「こんなに美しいのに残酷でカッコいい。ヨドンナ様しか勝たん」「色々フラグ立ってたのに最後まで敵の立場を貫いたのもよかった」といった熱い支持の声が寄せられています。
(マグミクス編集部)
