『ゴジュウジャー』で幕を閉じる? スーパー戦隊が仕掛けた最後の革命的「商品戦略」
仮面ライダーの変身ベルトから着想? 変身アイテムが巨大ロボに

『王様戦隊キングオージャー』(2023年)は、戦隊では初めて「昆虫」がメインモチーフとなりました。さらに巨大ロボはタイトルと同じく「キングオージャー」となっています。
このキングオージャーの最強合体が「ゴッドキングオージャー」でした。20体合体でパイロットが20人という数は、戦隊史上最多のものです。開発段階では、この20体合体の試作品が最初に作られ、そこから基本形態のキングオージャーが逆算で作られました。
『爆上戦隊ブンブンジャー』(2024年)では、巨大ロボ「ブンブンジャーロボ」の本体である宇宙機械生命体「ブンドリオ・ブンデラス」を等身大で登場させるという方式を取っています。これは巨大ロボに愛着を持ってもらおうと企画途中で採用されたアイディアでした。
そして2025年の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』では、巨大ロボとなる「テガソード」が変身アイテムと兼用となるという、前代未聞の設定となっています。これは「仮面ライダー」シリーズの主力商品「変身ベルト」に着目したそうで、そのコンセプトを戦隊の主力商品である巨大ロボに置き換えたものでした。
こうして近年の戦隊を振り返ってみると、主力商品である巨大ロボの変革が顕著になっています。それだけ主力商品のセールスに力を入れていたかがわかるということでしょう。
(加々美利治)



