「19時台放送ってマジか」衝撃描写でざわついた、2000年以前の懐かしアニメ3選
昔懐かしいアニメには、子供向けとは思えない展開が盛り込まれ、当時衝撃を与えた作品が数多く放送されました。なかでも大人が観てもトラウマになりかねない描写があり、現在も多くの人の記憶に残っている作品もあります。
今も胸がざわつく、伝説のトラウマ級アニメ

2000年以前の子供向けアニメには、大人の鑑賞に堪えるほどシビアな作品が存在しました。放送から年月が経っても、今なお胸をざわつかせる「トラウマ級」の忘れられない名作を振り返ります。
※この記事では『けろっこデメタン』『美少女戦士セーラームーン』『無敵超人ザンボット3』のネタバレを含みます。
●キャラデザがかわいいだけに残酷度が増す?
まずは、1973年の19時台で放送されたタツノコプロ制作の子供向けアニメ『けろっこデメタン』です。アマガエルの少年「デメタン」を主人公に、虹の池で出会ったトノサマガエルの「ラナタン」と数々の困難に直面しながらも、家族や仲間に支えられて成長していく姿が描かれます。
カエル版『ロミオとジュリエット』とも称される本作は、貧しい家柄のデメタンと、大富豪の娘であるラナタンという対照的な立場のふたりの関係を軸に物語が展開します。ラナタンの父「ギヤ太」やその部下たちから執拗ないじめを受ける描写も多く、かわいらしい絵柄と対照的なシビアな内容に、当時、衝撃を受けた人も多かったのではないでしょうか。
また、第4話「守れ!愛のタマゴ」では、デメタンたちが卵を守るカメのおばさんに出会い、そのカメがギヤ太の子分「ザリ」によって殺されてしまいました。さらに、その卵が実は人間が捨てたピンポン玉だったことが判明します。卵だと信じて命を落としたカメの最期に、デメタンとともに心を痛めた視聴者も多かったことでしょう。
●あの人気アニメのラストはかなりの鬱?
続いて、1992年に放送が始まったアニメ『美少女戦士セーラームーン』です。第5期まで続いた人気シリーズで、ドジで泣き虫な少女「月野うさぎ」が仲間たちとともにセーラー戦士へと変身し、地球を守るために戦う姿を描きます。
かわいらしい少女たちが戦う姿は当時の女児たちを虜(とりこ)にしましたが、第1期終盤で、いまも語り草となっているエピソードが放送されました。第45話「セーラー戦士死す!悲壮なる最終戦」では、そのタイトル通り、セーラー戦士たちが次々と命を落とすのです。
続く最終回では、生き残ったうさぎが宿敵「クイン・ベリル」と対決します。なんとか勝利するものの、その代償として自らも力尽きてしまいました。さらに、戦いのなかでは、うさぎの最愛の存在である「エンディミオン(タキシード仮面)」も命を落とします。主要キャラがほとんど亡くなる展開は、当時の視聴者に強いインパクトを与えました。
その後、うさぎの「普通の生活に戻りたい」という願いによって世界が再構築され、仲間たちは記憶を失ったまま戦いのない日常へと戻ります。しかし、それまでの出来事がすべてなかったことになる結末は、土曜19時放送の女児向け作品としては異例の重さを持つ展開だったといえるでしょう。
●トラウマ必至の「人間爆弾」
1977年に放送されたアニメ『無敵超人ザンボット3』は、宇宙から襲来した異星人「ガイゾック」と戦う少年たちの姿を描いた夕方放送のロボットアニメです。主人公「神勝平」が仲間たちとともに巨大ロボット「ザンボット3」に乗り込み、人類を守るために戦う物語が展開されます。
一見すると王道のロボット作品ですが、本作は戦争の残酷さや人間の弱さを容赦なく描いた作品として知られています。街を守るための戦いがかえって被害を拡大させ、ヒーローでありながら疎まれるというシーンも描かれました。
特に第16話から第18話では、爆弾を体内に仕込まれた民間人や仲間たちが次々と犠牲になる「人間爆弾」のエピソードが描かれます。さらに最終決戦では多くの仲間が命を落とし、勝利の代償の大きさが強調される結末となりました。
子供向けロボットアニメの枠を超えたシリアスな展開の数々は、放送から長い年月が経った現在でも、トラウマ作品として忘れられないという人も多いようです。
(LUIS FIELD)


