今さら「ファミリーベーシック」を手に入れ触ってみたら 驚きと発見の連続だった!
プログラミング言語はハドソン・任天堂・シャープで開発

ファミリーベーシックにはさまざまな機能があるのですが、まずはプログラムを試してみようとGAME BASICモードを起動したところ、突然ファミコン世代懐かしのメーカー「ハドソン」の文字が表示されたことに驚かされました。ファミリーベーシックで使われているプログラム言語「NS-HuBASIC」はハドソンが開発した「Hu-BASIC」を元に作られており、当時ハドソンがゲーム開発で大きな存在感を持っていたことがわかります。
とりあえずマニュアルに記載されている命令を入力し、データとして格納されているマリオを呼び出してみます。
SPRITE ON
DEF SPRITE 0,(0,1,0,1,0)=CHR$(1)+CHR$(0)+CHR$(3)+CHR$(2)
SPRITE 0,100,100
と入力すると、無事にマリオが画面中央に表示されました。
続けて、
SPRITE 0,150,150
と、位置情報を変更すると、マリオの位置が右下へと移動します。
その後もマリオの色を変えたり動かしたり、GOTO文でマリオの位置を次々に変化させたりと、ファミリーベーシックはプログラムの基礎概念を学ぶには良い教材のような気がします。
続いて計算を行うカリキュレータボード画面、メッセージの入力ができるメッセージボード画面を試しました。今ではスマホやパソコンで簡単にできることですが、当時の家庭用ゲーム機としては画期的な能力と言えるでしょう。
個人的に良かったと感じたのが、作曲のできるミュージックボード画面でした。音階の入力欄は上中下段に分かれており、各段最大3つの音を配置して曲を演奏することができます。試しにやってみたところ、懐かしのファミコンの音源でさまざまな曲を演奏可能だったため、かなり楽しめました。
しかし今回は記録用のデータレコーダを入手していなかったため、作成したデータやプログラムはすべて消去する羽目になってしまったのは残念でした。マニュアルによるとラジカセを使えばカセットテープにも記録は可能なようですが、令和の現在、家にラジカセがあるという方はあまり多くないでしょう。当時ファミリーベーシックを使っていた方々は、どのようにプログラム作成を楽しみデータを記録していたのか、そして家のテレビをどうやって占有していたのかを、ぜひお聞きしてみたいところです。
(早川清一朗)







