【同情】死に方もひどい! 初代『仮面ライダー』ショッカー戦闘員の扱いが「雑すぎる」
初代『仮面ライダー』の雑魚キャラといえば「ショッカー戦闘員」が有名です。捨て駒のように扱われるかわいそうな役割で、ライダーにあっさり倒されてしまう展開が多いです。そんな苦労ばかりしている戦闘員ですが、彼らが迎えた最期もまた、あまりにも残酷でした。
必死にライダー討伐を目指したのに、結末が「ひどい」
『仮面ライダー』の雑魚キャラといえば、初代作品で登場した「ショッカー戦闘員」が有名です。「イー!」といいながら奮闘するも、ライダーにあっさりとやられてしまうのが定番の流れです。捨て駒のように扱われるかわいそうな役割です。そんなショッカーの心情(?)をネタにした転職マガジン「B-ing」のCMで流れた、「この仕事は、オレを輝かせているんだろうか」などのキャッチフレーズを覚えている人も少なくないでしょう。
終始「雑」な扱いを受け続けたショッカーたちの最期は、これまた残酷なシーンが多いのです。悲哀に満ちたショッカーたちの活躍を振り返ります。
そもそもショッカー戦闘員とひと口にいってもさまざまなタイプがいます。最も有名なのは黒い覆面に全身黒タイツで骨がプリントされた「黒骨戦闘員」があげられるでしょう。
しかし、『仮面ライダー』第1話には黒タイツにベレー帽を被り、顏にペイントした戦闘員が登場しています。黒タイツの他に赤タイツの戦闘員もいましたが、『仮面ライダー』公式サイトによると、戦闘員のリーダー格は赤いユニホーム着用しているそうです。
他にも「ベレー帽+アイマスク」や「各幹部を表すマークが入った黒マスク+全身タイツ」といったタイプ、さらに網タイツ姿の「女戦闘員」もいて、ショッカー戦闘員のバリエーションは豊富でした。
ライダーには簡単に負けてしまう戦闘員ですが、彼らも改造人間のようで、能力は常人の数倍といわれています。それでも生身の人間であるFBI捜査官の滝和也や女子大生に負けているので、敵勢力のなかでも「戦力」としての存在感は低い印象です。
また戦闘員の業務内容はライダーとの戦いの他に、民間人の拉致や部品の強奪、破壊工作、基地やアジトの警備などがあげられます。消耗品として扱われているため、働けなくなったものは処分されたり、怪人の能力を試す実験台にされることもあります。
また第1話に登場した蜘蛛男がライダーに発射した毒針が流れて戦闘員に命中し、その戦闘員は泡状になって絶命します。常に死と隣り合わせで、雑用しかさせてもらえないのであれば、職業というよりは奴隷に近い立場かもしれません。
散々な仕打ちを受ける戦闘員たちには、さらに悲惨なことが起こります。トップの存在である首領がショッカーを見限って新体制の「ゲルショッカー」を設立すると、残っていた戦闘員は新体制に引き継がれず、、ゲルショッカーの改造人間・ガニコウモルによって処分されてしまいます。野望達成のために力を尽くしてきた先に、虐殺という結末が待っているのは、あまりにも理不尽な扱いでしょう。