40代コロコロ中年、改造&2台目の組み立てに熱中する。大人のRCカーライフ(10)
1980年代を「コロコロコミック」とともに駆け抜けた少年たちは、今や40代となりました。ふとしたきっかけで子供のころの愛機、ホットショットを再び手にした筆者は約35年ぶりのRCカーライフを楽しみ始めました。2台目となるグラスホッパーも購入し、ついでにホットショットの改造にも手をつけてみたのですが……?
ホットショットのモーターなどを交換、「お下がり」はグラスホッパーへ

約35年ぶりに手に入れた、タミヤのRCカー「ホットショット」に続き、勢いで「グラスホッパー」も購入してしまった筆者。さまざまな高性能パーツも新たに手に入れて、ホットショットの改造とグラスホッパーの組み立てを進めることにしました。
今回ホットショットに導入することにしたのが、ブラシレスモーターです。今まで使っていた標準装備の540タイプのモーターは内部の「ブラシ」という電極と、「コミュテータ」という整流子を接触させて回転力を生みだしているのですが、ブラシレスモーターは電子回路で電流を制御するため回転が安定するのだそうです。また、ブラシ付きのモーターは接触部分が摩耗するため寿命がありますが、ブラシレスは寿命がないという点も非常にありがたい話です。
ホットショットはオフロードマシンとして頑丈な作りになっている反面、メンテナンス性が悪く内部をいじるには外装の大部分を取り外さないといけないという問題点があります。この頑丈さがかつて子供向けにアピールされた理由かもしれませんが、整備はできるだけ避けたいマシンでもあるのです。その点からも、ブラシレスという選択は重要なものとなるでしょう。
この日はとりあえずホットショットをばらし、標準装備の540モーターを取り外してブラシレスモーターを取りつけます。外した540モーターはこのままグラスホッパーに流用することになりました。
ただ、ブラシレスモーターはコードの数が多いため、配線の形を考えなければなりません。とはいえホットショットは内部構造の容量にそこそこ余裕があるため、なんとか組み込んでいきます。
次に、アンプもブラシレス対応のものに交換します。このセッティングはかなり苦労しましたが、お世話になっている新北総サーキットのオーナーさんに手伝っていただき、どうにかこうにか完了できました。これで新生ホットショットの完成です!
……しかし思った以上に手間取ってしまったため、グラスホッパーは仮組みまでしか進められませんでした。次回までに組んでおくと約束をして、この日はここでいったん終了となったのです。