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『プリキュア』開始前の日曜朝アニメは? 豪華すぎてビックリ

2023年で放送開始から20年を迎えるTVアニメ「プリキュア」シリーズは、これまで劇場版も数多く公開されるなど、日曜朝の8時30分枠では、盤石の人気を誇っています。しかし、この枠はプリキュア以前にもかなりの人気アニメが名を連ねていました。「プリキュア」が始まる前までの変遷を振り返ります。

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『アニメ とんがり帽子のメモル DVDメモリアルパック』(フロンティアワークス)
『アニメ とんがり帽子のメモル DVDメモリアルパック』(フロンティアワークス)

 2023年2月から放送される新シリーズ『ひろがるスカイ!プリキュア』も話題のTVアニメ「プリキュア」シリーズは、2023年で放送開始から20年となり、もはや若い世代にとっては日曜8時30分のアニメといえば、「プリキュア」が当たり前の状態とも言えるでしょう。しかし、この枠はプリキュア以前にも、歴史的名作がズラリ!その変遷を振り返ります。

●はじまりは『とんがり帽子のメモル』

 ABC・テレビ朝日系による日曜朝8時30分のTVアニメ放送の歴史が始まったのは、1984年に始まった『とんがり帽子のメモル』からです。リルル星からやってきた小さな少女メモルと、森のなかの山荘で療養していた人間の女の子・マリエルとの友情が描かれました。もともとは土曜19時に放送されていましたが、途中から日曜朝8時30分に移動。小さな子供だけではなく、中学生以上にも人気があったようです。

 その後はメカ製作が大好きな女の子が主人公の『はーいステップジュン』、ウサギの女の子・パティと動物たちの生活を描いた『メイプルタウン物語』『新メイプルタウン物語 パームタウン編』など、かわいらしさあふれる作品が続き、子供たちの心をグッとつかみました。

●1980年代後半からは男の子向けに?

 しかしその後、1980年代後半からはそのラインナップの雰囲気に変化が現れます。1987年からは、シールが社会的大ヒットを記録したロッテのチョコレート菓子「ビックリマン」を原作とした『ビックリマン』『新ビックリマン』が放送されました。また、1990年からは「週刊少年ジャンプ」で連載されていた『まじかる☆タルるートくん』、その後『スーパービックリマン』を挟んで、1993年には「週刊少年サンデー」で連載されていた『GS美神』(原作タイトルは『GS美神 極楽大作戦!!』)が放送されています。

『まじかる☆タルるートくん』では、ちょっとスケベな小学生・江戸城本丸とタルるートの魔法がさまざまな騒動を引き起こしたり、『GS美神』ではゴーストスイーパーの美神令子が、助手の横島忠夫や幽霊のおキヌとドタバタしながら悪霊や妖怪と戦ったりと、かわいらしいファンタジーというよりは、アクションやギャグ(とお色気)を多く含んだ、どちらかというと男の子向けのラインナップに見えます。

【画像】言えるかな? 初代から5代までの「プリキュア」シリーズ正式タイトル(7枚)

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