初心者に優しいのはなぜ?「新北総サーキット」運営者に聞く 大人のRCカーライフ(30)
RCカーは「体系的に学ぶ必要がある」?

――確かに自分も知りませんでした。知識が増えてきた今の状態で考えると、小学生の時にRCカーを組んで走らせることができたのは奇跡のように思えます。
小暮 最初から組んであるトイラジコンとは違いますね。競技用のマシンは子供のおもちゃではないんです。
――これまで掲載してきたコラム記事のコメント欄にも、「手に入れたけど組めなかった」「走らせたら煙を噴いた」といった声がたくさん書き込まれています。
小暮 パーツをちゃんと取り付けたつもりでも、少しズレていたり線が1本抜けたりしているだけで、RCカーは動きませんから。自分も、動かないマシンを1日かけてバラしては組み直し、原因を特定することもあります。そうすることで新たな発見がありますし、初心者の方がどこでどう詰まってしまうのかも、なんとなく理解できるようになりました。
――詰まるところはみんな一緒なんですね。
小暮 ほとんど同じです(笑)。ただ、最近はネットで質問するとすぐに誰かが答えてくれるので、なかなか覚えようとしない人が多いですね。身につかないと何回も同じ質問をすることになるので、ある程度は自分でやって、どうしてもダメだったら聞く形にした方が、腕は上がると思います。
――ただ、初心者の視点からすると、RCカーに必要な知識を体系的に学ぶ機会や手段が存在していないように見えます。
小暮 ないですね。そういう理由もあって、初心者でも来やすい雰囲気のサーキットを用意したんです。ここで色々な知識を学んで、もっと自分に合うコースを探してそちらに行ってもらってもいいと考えています。自分はこのコースがRCカーを遊ぶ糸口になれればいいと思っているので、縛るつもりはないんですよ。
――いま、お客さんはどれくらい来ているんでしょうか?
小暮 平日はひとりかふたり、土日にはたくさん来てくれている状態です。コースを維持するのは大変ですが、1日ラジコンを楽しんで、楽しかったらまた来てくれるとありがたいですね。
※「新北総RCサーキット」は、オンロード3面、オフロード1面のほか、ロックコースなどが利用可能。千葉県富里市御料296-1、電話080-8044-2875
(早川清一朗)



