【祝!復刻】ファミコン少年が驚愕した、ゲーム機「PCエンジン」の衝撃
ファミコン少年を圧倒した、グラフィックと音声

筆者が初めてプレイしたのはメサイアの『改造町人シュビビンマン』でした。よく動くキャラクター、豊かなBGM、クリア時の「シュビビーン!」というキャラクターボイスは、ファミコンに慣れた筆者にとって大きな衝撃でした。当然PCエンジンを買おうと思い立ちましたが、CD-ROM2込みの値段を知り、諦めるしかありませんでした。
そうこうしている内に、PCエンジンは次々と新しい機種を発売していきました。自分の手が届かないところで動いていく世界をもどかしく感じていた筆者でしたが、新機種の登場は思わぬ形で幸運をもたらしてくれたのです。
ある友人から「PCエンジンDuo買うから古いのいらない?」と持ちかけられ、わずか2000円でPCエンジンとCDROM2を譲り受けた筆者は、『ワルキューレの伝説』『ワンダーモモ』『ドラゴンスピリット』『R-TYPE1・2』『グラディウスII』など、さまざまなタイトルをやり込みました。
他にも、未完成のPC版を補完し完結させた小島秀夫氏の初期の名作『SNATCHER』や、今なお根強いファンを持つ『風の伝説ザナドゥ』、異色のRPG『リンダキューブ』など、記憶に残るタイトルはたくさんあります。
こうして数々の名作を世に送り出したPCエンジンですが、その終わりは当然のごとく訪れます。1994年11月には「セガサターン」、12月には「プレイステーション」と、高性能なハードが次々登場し、PCエンジンのハード面での優位は消え失せました。後継機である「PC-FX」も不調に終わると、PCエンジンとその系譜は役割を終えたかのように静かに消えて行きました。
しかし、PCエンジンで発表されたタイトルには今なおシリーズが続いているものや、後世のゲームに大きな影響を与えたものが多数存在しています。果たして、現代のゲーマーたちが「mini」をプレイした時にどのような感想を持つのか? それを聞くのも、今の筆者の楽しみのひとつです。
(早川清一朗)







