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中島以上の関係? 『サザエさん』50年以上前に2回だけ出てきたカツオの親友とは

『サザエさん』のカツオの親友といえば、中島くんが有名です。しかし、実は彼以外にも「カツオの親友」と呼ばれるキャラクターが存在していました。一体どんなキャラだったのでしょうか?

中島くんだけじゃない? カツオのもうひとりの親友

『サザエさん』のキービジュアル (C)長谷川町子美術館
『サザエさん』のキービジュアル (C)長谷川町子美術館

 アニメ『サザエさん』にはカツオの親友として有名な中島くんがいますが、実はかつて中島くんの他にも、カツオの親友がもうひとり登場していました。この記事では「カツオのもうひとりの親友」について振り返ります。

 カツオのもうひとりの親友が登場したのは、1971年3月21日に放送された『さらば友よ』というエピソードです。この話ではカツオと仲の良い「田中(彼の母によると名前は、ひろし)くん」という少年が磯野家を訪れ、父親の仕事の都合で青森に引っ越すことになったと、涙ながらに話すシーンが描かれました。初登場にして、いきなりの別れです。

 離れ離れになってしまうカツオと田中くんは東京の大学に入学して再会しようと誓い合うのですが、カツオは「君が受験に何年失敗しようと待つ」「結婚できなくても自分のガールフレンドをひとり上げる」などの上から目線な失言を繰り返し、田中くんは怒って帰ってしまいます。

 カツオも田中くんの態度に怒っていましたが、それでも田中くんを見送るために上野駅にやってきたカツオは、別れの際に「ママが言ってたぜ 青森にもお前みたいなやつがいればいいって」と言われてホームで号泣し、親友との別れを惜しんだのでした。

 その後、ふたりには意外な再会が待っているのですが、その前に田中くんがどんなキャラクターだったのかを説明しましょう。

 カツオと同じクラスだった田中くんは、青い学生服がトレードマークで、ニキビのある顔に眼鏡をかけた大人しそうな少年でした。「さらば友よ」の1エピソードの登場だけの間に、中島くんや花沢さんから「勉強はできたけど運動神経は鈍かった」「ひ弱」など、頼りない人物として評価されています。

 そんな田中くんは、1971年11月14日放送の『友よふたたび』で、再びカツオの前に姿を現します。再登場した田中くんは見た目こそ変わらないものの青森で柔道を習い、ずいぶんとたくましくなっていました。その証拠に、カツオをいじめた中学生(田中くんと入れ違いに引っ越してきた田中という名前のキャラ)を、一本背負いで投げ飛ばしてしまうシーンが描かれています。

 たくましくなって再登場した田中くんでしたが、父のふたたびの転勤により、今度は青森から広島へと引っ越すことが決まっていたのです。ふたりは別れを惜しみながらも、かたく手を取り合いました。

 その後、田中くんの再登場はなかったものの、彼は間違いなくカツオの「親友」と言えるでしょう。カツオは中島くんとだけではなく、田中くんとのあいだにも唯一無二の友情を育んでいました。

 中島くんと比べると知名度の低い田中くんですが、彼にまつわるエピソードはアニメ『サザエさん』のなかでも「泣けるエピソード」として数えられるでしょう。

(LUIS FIELD)

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