30年前の夏休みに放送されていたアニメは? 伝説級のヒロインがそろう奇跡のタイミング!
大幅な「原作改変」でも人気が高かったアニメも

4日からは、日本テレビで『きまぐれオレンジ・ロード』再放送の後番組として『シティハンター』がスタートしました。「冴羽リョウ」と「槇村香」の名コンビに、「海坊主」や「野上冴子」ら多様な魅力を持つキャラクターたちは、いまなお高い人気を誇っています。
テレビ東京では19時から『ジャングルの王者ターちゃん』が放送されています。いまではおそらく放送できない際どい描写の数々や、妻の「ヂェーン」のインパクトが非常に強い作品でした。
翌5日、金曜日はテレビ朝日で17から『機動武闘伝Gガンダム』が放送されています。ガンダムに新機軸をもたらした名作で、「レイン・ミカムラ」や「アレンビー・ビアズリー」たち魅力的なヒロインも大きな活躍を見せました。
テレビ東京では18時から『赤ずきんチャチャ』が放送されていました。彩花みん先生の原作を大胆に改変し、魔法使いのたまごである「チャチャ」とお友達の「しいね」ちゃん、チャチャの彼氏兼ペットの「リーヤ」が愛と勇気と希望でマジカルプリンセスへとホーリーアップするシーンを、楽しみにしていた方もいたのではないでしょうか。
土曜日となる6日にはテレビ朝日で19時から『セーラームーンS』、19時半から『スラムダンク』と豪華な組み合わせが放送されています。この時間はTVの前に陣取っていた方も多かったことでしょう。
そして翌7日は、やはりテレビ朝日で朝の8時半から『ママレード・ボーイ』が放送されました。両親がダブル離婚に続き、ダブル再婚したため、一緒に暮らすことになった「小石川光希」と「松浦遊」、その友人たちがおりなす恋愛模様が描かれました。しかし、青春という綺麗な言葉では覆い隠せない、生々しくドロドロとした人間関係が展開され、「人は恋愛のためにどこまでできるのか」を追求した、当時としては最高峰の作品といえるでしょう。
少し飛んで7日からはテレビ東京が「夏休みアニメスペシャル」として『宇宙皇子・天上編』を放送しています。日を開けたりしながらも断続的に放送されており、31日に最終回を迎えました。
あとはほぼ固定の編成であまり変化はありませんが、夏休みが終わりに近づいた30日、テレビ東京で19時から映画『キャプテン翼大決戦』(1985年公開)が放送されています。最終日の31日にはテレビ朝日が15時から『機動戦士ガンダムF91』(1991年公開)を放送しており、夏休みの最後を映画で締める考えはまだこの時期残っていたようです。
(早川清一朗)