【望月英の「今から始める!」洋ゲーガイド(8)】気づけば朝? なストラテジーゲームの魅力
勝利条件は「文明の頂点に立つこと」

プレイヤーは、現実に存在する、もしくは歴史上実在していた国の指導者となり、古代から近未来までの歴史を巡って「文明の頂点に立つこと」が勝利条件となります。
とはいえ、現実の歴史や背景をたどっていくわけではありません。マップ、すなわち地球上にランダムに国家が生成されるので、本来は島国である日本が一番大きな大陸のど真ん中に存在したり、本来日本からは地球のほぼ真裏に位置するブラジルがお隣さんだったりすることもあります。
ゲームのなかだけに存在する地球での勝利条件は、「文明の頂点に立つこと」。一般的なストラテジーゲームでの勝利条件は「戦争で他の国を全て滅ぼすこと」だったりしますが、最新作の『シヴィライゼーションVI』(PC版、プレイステーション4版、Xbox One版、ニンテンドーSwich版がそれぞれ発売中)では、6種類の勝利条件があります。
「制覇」(他文明の首都を全て制圧する)
「科学」(科学ツリーを他文明より早く発展させ、太陽系惑星調査を成功させる)
「文化」(観光力を上げ、一定以上の観光力を獲得する)
「宗教」(自国で創始された宗教を他文明全てが信仰するようになる)
「外交」(世界議会の決議などで得られる「外交ポイント」を10ポイント獲得する)
最も早く上記いずれかの条件1つを満たした文明、もしくは一定ターン経過時に文明規模などから算出されたスコアが最も高い文明が「時間」による勝利となります(第2拡張のGathering Stormを適応していない場合は、「外交」を除いた5種類となります)。
このように勝利条件の多いゲームですので、例えば「制覇」による勝利を狙って、残った文明はあと3つ! 蹂躙してやるぞー!と思っていたら、別の条件であっさり勝利をかっさらわれる……といったことが往々にして起こります。そしてもう1ゲーム、となり……あとはお分かりですね!
このように自由度と中毒性が共存するCivですが、どのようにプレイしていくかは次回ご紹介させていただきます!
(望月英)