【望月英の「今から始める!」洋ゲーガイド(18)】タクティカルFPS・勝利への第一歩(防衛編)
洋ゲーに詳しい声優、望月英さんが、洋ゲーの面白さや上達のコツを解説します。今回は、「タクティカルFPS」で防衛側になった場合の攻略ポイントについて語ります。
防衛側の基本は「ディレイ」

皆さまこんにちは! 望月英でございます。前回の「洋ゲーガイド」では、「タクティカルFPS」とはなんぞや? についてご紹介しました。今回は、そんなタクティカルFPSのプレイ中にどのような点を意識すれば初心者脱却の近道になるのかについてお話したいと思います。今回はまず、「防衛側」「攻撃側」2陣営のうち、防衛側のお話です。
なお、今回のプレイ内容については、昨今のタクティカルFPSのなかで最も盛り上がっている『VALORANT』に主なフォーカスをあてていきます!
『VALORANT』のような爆弾設置解除型FPSでは、攻撃側メンバーの内ひとり(ルールによっては全員)がラウンド開始時に爆弾(『VALORANT』では「スパイク」と呼称)を持っており、MAP内に存在する設置エリアまで運搬、設置することにより、攻撃側がより有利にラウンドを展開させることができます。
一方、防衛側は規定時間内にスパイクの設置、あるいは防衛側プレイヤーの全滅さえ避ければ、攻撃側プレイヤーの生存数に関わらず勝利となるので、まずは「どのように設置までの時間を遅らせる(ディレイする)か」を考えて動くことが基本となります。
設置ポイントが複数あるマップの場合、ラウンド開始時に防衛側プレイヤーが1か所の設置ポイントに固まっていると、そちらの防衛力は強固かもしれませんが、それ以外の場所が無防備になってしまいます。無防備な設置ポイントにスパイク所持者が攻め込めば、ノーリスクでスパイク設置、防衛側は一気に不利な戦況となるのです。
ですので、防衛側の最初のポイントは「設置ポイントを防衛するプレイヤーのバランス調整」となります! 人数の配置バランスまで考えられる余裕があるなら、
●攻撃側プレイヤーが侵入しやすい設置ポイント(突入可能な場所が多い……など)に、人数を多めに配置しておく
●設置ポイントまでの道が長くひらけている地形なら、スナイパーが得意なプレイヤーが抑えておく
といった点に意識を傾けることができたらモアベターですね!